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最後の瞬間のすごく大きな変化

Amazonのレビューでは、「たった3冊の短編集でアメリカ文壇のカリスマとなったスーパーおばあちゃん」と紹介されてる、グレイス・ペイリーの『最後の瞬間のすごく大きな変化』という本を読んでいます。
でも、これがまったく読み進まない……。ひとつの作品は短いもので数ページ、長いものでも2,30ページなんだけど、まったく読み進まない。

その原因を、Amazonのレビューにある下記の文章がよく説明してくれてます。
学生時代、飲み屋でつまみとして初めてピスタチオを食べたとき、殻をむいてから食べる・・・ということを知らなくて、そのまま齧りついて歯が欠けそうになった恥ずかしい経験があるのですが、ペイリーさんの文章はその硬さを思い出させます。その癖のある文章は生半可な読み方をしているようでは太刀打ちできない。いったい何を言いたいのかよくわからなくて途方に暮れることにもなる。

つまりこういうことなんです。途方に暮れては再読し、再読して途方に暮れるということを繰り返しているからまったく読み進まない。

それでどうなんだ、おもしろいのかと言われたら、やっぱりよくわかんないけど、おもしろいような気がする、と答えるしかない。なんだかなあ。

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考えるヒント

『考えるヒント』読んだんだーって話を人にしたら、「最近、小林秀雄のCD8枚組の講演集を聞いてるんだ」と言われたんだけど、そりゃディープすぎるぞなもしって感じだったよ。図書館かどっかで貸し出してんのかな?

読み終わって印象に残っているのは「言葉」というエッセイ。おもしろかった。そこだけ3回ほど読んだ。
しかしこの考えるヒント、4巻まで出てるってのがまいるな。買い集めないと気がすまなくなりそうで、しかもヒントにしちゃあ内容が硬質だからちゃんと読めなそう。

▼考えるヒント

日本のフリーターと世界の貧しさはおなじほっとけなさの項目に入る

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▼ホワイトバンドは誰がつけているのだろう

ホワイトバンド僕もホワイトバンドをしている人を見かけたことがなかったので、“ホワイドバンドってすべってる”という認識だったのですが、大学時代の友人とひさびさにあって話したら「みんなつけてるよ!」と言うではないですか。

その友人のみんなというのはアルバイト先の仲間だそうで、そのアルバイト先というのがタワーレコードなんだそうです。しかも、入荷したとたんにすぐ売り切れるとのこと。大人気だ。

それを聞いて「なるほどそういうところに届いてるのかあ」と納得したわけですが(あのプロモーション見る限りそりゃそうだ)、お金のない若者、お金のないフリーターからばっかりお金を巻き上げてどうすんのかなと思った。

世の中を100個くらいの項目に分類しても、日本のフリーターと世界の貧しさはおなじほっとけなさの項目に入るんじゃないかと思う。

▼ほっとけない世界のまずしさ
▼ホワイトバンドの問題点

女王・眞鍋かをりさんに三度目の謁見!

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『眞鍋かをりのココだけの話』の出版を記念した握手会が紀伊国屋新宿南口店で行われ、ブロガーをまねいてのインタビュー&モブログ撮影会なる催し物が開かれた。

というわけで以下がその写真だ!

眞鍋かをり
著書を持ってポーズ

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岩手県遠野市の観光名所「カッパ淵」のすぐ近くに、「蓮池の丘」というもうひとつの観光名所があるのをご存知だろうか。
場所は、遠野市街から車を走らせ「伝承園」直前の信号を右に曲がってすぐ。「蓮池の丘」という木の板を持った○ッキーがお出迎えしてくれる。

○ッキー

 ○ッキー。右手はどうした。
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ファンタジー小説の名作『ゲド戦記』。『指輪物語』とか『ナルニア国物語』のような古典的名作のひとつ。宮崎駿によるアニメ化の話もあったとか。

あらすじは簡単。主人公のゲドが、その若さと傲慢と無知と野望ゆえに暗黒の世界から“影”を呼び出してしまう。その“影”に追い詰められ、命を削られしながら、それでも成長を繰り返し、やがてその“影”を自らの中に取り込む(打ち倒すのではなくして)までを描いたビルドゥングス・ロマンといえば、だいたい的を射ているはず。

僕はこの本を数年に1度読み返すんだけど、その度に発見がある。
そんで今、自分は、自分の若さと傲慢と無知と野望ゆえに呼び出してしまった“影”の存在に追い詰められ、命を削られしているのを自覚する日々です。ゲドのように“影”を自らの中に取り込むことなんてできるんだろうか?

ちなみにゲド戦記はこのあと4冊続くけれども、とりあえず『影との戦い』だけ読めば「ゲド戦記」知ってるよ〜的な顔してOKだと思います。

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