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吉本隆明と大塚英志の対談『だいたいで、いいじゃない。』を読んだ。

うーん。あんまりおもしろくない。
理由としては、

- 対談は97年から99年頃に収録されたもので、2006年の現在に読むものとしては、いささか古い。90年と00年代の違いを考えるうえではおもしろかもしれないけど。
- 大塚英志の目線が、彼より下の世代の若者ではなく、大先輩の吉本隆明のほうばかり向いているせいなのかどうか、響く言葉が全然ない。小難しい。むしろ、「だいたいで、いいじゃない。」と言ってるわりに、これがそもそも細部に拘泥しすぎているような…。

という感じだろうか。
もちろん、俺に読む力がないだけかもしれないけど。