ミステリ短編集『誰でもない男の裁判』
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だけど、ずいぶんクセのある文章(なのか翻訳)のせいで、なかなか入り込んでいけなかった。大江健三郎の文章みたいに、ひとつの文章を何度も読み返さないついていけない箇所がある。
また、内容的にもちょっと古めかしい感じ。ただ、読み終わって思い返してみると、見たことのない(ただし読んだことのある)風景がいくつも思い浮かぶ。なんかわからないけど、不思議と印象的な作品。特に冒頭の3作品、「黒い小猫」「虎よ! 虎よ!」「誰でもない男の裁判」はなかなかよ
かった。
▼誰でもない男の裁判(A・H・Z・カー)
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