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一番の関心事は貯金 20代は「かわいそうな世代」なのか
酒を飲まない。車を買わない。休日は「家にいる」。一番の関心事は貯金――。これが20代の若者の特徴だという調査結果が公表された。そこから垣間見えるのは保守的でつつましく、見方によっては「かわいそうな世代」の姿でもある。

土曜日の夜から日曜日にかけての将棋日記。



ハチワンダイバー 』を再読。初読のときはまだ将棋を知らなかったので、今回はいろんな気づきがあった。「王手」はわかりやすいけど、「詰めろ」ってちょっとわかりづらいよね。「詰めろ逃れの詰めろ」とか。




続けて『3月のライオン』を斜め読み。ただし、初読のときに読み飛ばした先崎学のコラムはちゃんと読んだ。先崎学は、団鬼六とも交流の深い多才な棋士で、『山手線内回りのゲリラ』というエッセイ集がおもしろかった。「伝統と格式のある将棋界」といったイメージ戦略とは逆のアプローチで、将棋界のファンを増やすことができる貴重な棋士だと思います。団鬼六にかわいがられる理由がよくわかる。


そのあと、録画していた「囲碁・将棋ジャーナル」を見た。わずか71手で羽生が佐藤に勝利した棋王戦第三局の解説を見て「すげー! こんな将棋があるんだー!」と興奮。後手のゴキゲン中飛車に対する5八金の急戦形で、お互いの体を鎖でつないで殴り合うデスマッチのような試合だった。と、超初心者だとそういう表現しかできないので、もうちょっと詳しく知りたい方のために専門の記事にリンク。

棋王戦第三局 佐藤棋王vs羽生挑戦者

睡眠前は『銀星将棋DS』で遊ぶ。急戦形のマネをしてボロ負け。いつも負けるんだけど、いつもよりさらにボロ負け。全然勝てない。




起きたらNHK杯の決勝の生放送を観戦。佐藤康光(NHK杯選手権者)対鈴木大介(『ハチワンダイバー』の監修)の結果は、佐藤の二連覇で終了。去年放送された情熱大陸を3回くらいて見ていて自然とファンになっていたのでうれしかった。

残り時間は、今年のNHK杯を振り返るVTR。勝ってもしぶい顔しかしない長沼七段の表情がおもしろすぎるー! と思って注目していたら、羽生に勝ったときだけは「ぴょこん!」って感じで一瞬だけ喜びを爆発させた。でもそのあとは、いつもにもましてしぶい顔。そして準決勝で佐藤に敗れたときは超笑顔。負けたのになんで! リアクションが逆!(笑)。ってことで超ファンになった。




そのあと、近所の古本屋で羽生の『決断力』本を買ってきた。文章がゴーストライターっぽすぎて興が削がれる部分はあったにせよ、羽生本人が語ったであろう部分には、すごくおもしろいことが書いてあった。

印象に残ったのは、「将棋のことだけを何年も考えていると、自分が狂気の世界に入り込んでいくのがわかる」という部分。「狂気の世界には入り口しかなくて出口がないから、入り口が見えるところにはきたけれどもそこには入らないように気をつけている」とのこと。妙なリアリティのある語り口。

あと、「将棋の神様がいて対戦できるとしたら、香落ちでは負けるが角落ちなら勝てる」と書いていたけれど、それって、相当すごい自信のように聞こえて、あらためて羽生のおそろしさを感じた。マスコミに登場する頻度がもっとも多い棋士なので優等生みたいな印象を持たれることが多いけれど、鬼神にような人だね(ちなみに上記の引用は正確ではないです)。




ちなみに、渡辺明の『頭脳勝負―将棋の世界』と米長邦雄の『不運のすすめ』をこの前に読んでいたので、3世代それぞれの将棋感の違いがわかっておもしろかった。ゲームの強さで成立している“会社”であり“社会”の、ふつうでは考えられないようなおもしろい話しが満載で。