「pixiv フェスタ」に行ってきました
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本日が最終日の「pixiv フェスタ」に行ってきました。
pixiv フェスタとは?
pixiv フェスタとは、参加ユーザーの作品を大判出力し、「pixiv」の機能を再現した評価スターやタグ等のアイテムを使い、作品を介してコミュニケーションできるインタラクティブ展覧会です。
つまり、「イラストコミュニティサービス pixiv」をリアル空間で表現しようという試みです。
私はコミケにもワンフェスにも行ったことがなくこういうものに関するリテラシーは低いんですが、ネットから発展したリアルイベントってどんな感じなんだろう? という視点からイベントを楽しんできました。
PCのディスプレイで見るのと、リアルのA1サイズで見るのとではやはり全然違いますね! いきなり度肝を抜かれました。
左がMYNAさんの「シンメトリー」、右が憂さんの「夢拾夜」(←もちろん夏目漱石の)という作品なんですが、どっちもツボです。かなり好き。
これらの作品はもちろんpixivからだって見られるんだけど、やはりサイズが違うと迫力が違いますね。スターもコメントもたくさんついてます。
一番右がおろピさんの「星の根っこ」という作品。このサイズの写真だとちょっと伝わりづらいのですが、独特の世界観を表現するディテールが書き込まれていて、それだけで長時間楽しめました。
そのほか、1階の展示は個人的にかなり刺さる作家さんが多くて、tomapeさん、
さん、輝竜司さん、ぱぱぱぶぱぶぱぶさん、タイキさん、Call It Anythinさんは帰宅して早速お気に入りに追加しました。
2階のグッズ販売所では、pixivの歴史が壁にどどーんと張り出されていて、思いがけず長時間見入ってしまいました。
サービスが爆発的に成長して行く過程の楽しさと苦労の両方を思って、しばらくそこから動けませんでした。それにしてもインターネットでサービスを提供するのって楽しいよなあ、と。
そしてよくよく見てみると「デザイナーysp入社」が歴史の一行に(笑)。yspというのはlivedoor Readerのデザインなど数々の仕事をライブドアに残して行ったデザイナーさんなので、思わず「おお!」と声を出してしまいました。
作品も多彩なら、展示室も多彩。これは3階の和室です。
デザインフェスタギャラリーEASTという場所の無秩序さが、多彩な作品を受け入れる寛容さと、会場に訪れた人と人の間の親しみやすさを演出していて、すごくよい効果を出していたように思います。
ここは3階の一番奥の展示室。最後の部屋だからなのか、作品を見終わった(たぶん初対面の)お客さんたちが、イスに座って話し込んだり盛り上がったりしている、という光景が見られました。いやー、こういうのって本当に感動的だよね。
ちなみにここは同人誌っぽいノリの空間でした。お気に入りはnanaseさんの作品。
最後に見に行ったのは「手書きイラストコミュニティ drawr」をリアルで表現した空間。ここの熱気がすごかった!
ひとりひとりに掲載許可をとるのは現実的じゃなかったので壁に貼られたイラストの写真しか載せられませんが、6畳もないような空間に10人以上の人がぎっしりつまってイラストを書きまくっていました。
展示を見終わっても帰らずいる人がここでイラストを書くことで、リアルなコミュニケーションの場が立ち上がっていました。すごいなあ。
このpixiv フェスタの様子は、pixiv開発者ブログでも読むことができますので、興味のある方はそちらもあわせてどうぞ。
ちなみに、デザインフェスタギャラリーEASTの最高来場者数記録を更新したそうです。
・初のリアルイベント"pixivフェスタ"を開催
・pixivフェスタ2日目、終了
冒頭にも書きましたが、私はコミケにもワンフェスにも行ったことがなくこういうものに関するリテラシーは低いんですが、関連グッズや『ピクシブガールズコレクション』もしっかり購入して、なんだかんだで全力で楽しんできました!

販売元:コアマガジン
発売日:2009-02-28
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最後に、pixiv フェスタのパンフレットの最後のページから一部のメッセージを引用します。
pixiv フェスタ イラスト展示者・ご来場者様へ
イラストによってコミュニケーションが生まれることを願い、pixivというサービスは誕生しました。
会員数が50万人を超え、新たなコミュニケーションの場を作ろうと考えだしたのが、pixivフェスタであります。
(中略)
参加者全員が“お絵描き楽しす”精神をpixiv フェスタで感じていただけたら光栄です。
もう見事にコミュケーションの場が立ち上がっていましたし、お絵描きをまったくやらない自分も、最後には“お絵描き楽しす”と思ってました。まさにpixivさんのねらい通りという感じで、主催者冥利につきる心持ちなのではないかと想像します。
本当に愉快な、いいイベントでした。
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