上海旅行日記 1日目 - 豫園、古玩街、上海博物館、南京東路、上海雑技団
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上の写真は虹口区にあるホテルの前の様子。都心でもないのに朝っぱらからものすごい人の数。それにしても人が多すぎるだろうと帰ってから調べてみたら、人口はなんと2500万人(推定)。東京の倍ならなるほどこんな感じか。
というわけで、2010年のEXPO開催をひかえてますます躁状態に拍車がかかる中国最大級の経済圏と、中国4000年の歴史や文化を、2日間でめいっぱい楽しんできました。
以下、その写真とちょっとしたコメントです。
上の写真は六本木ヒルズにも支店のある「南翔饅頭店」の本店。豫園(よえん)という、東京でたとえるなら浅草寺と仲見世のような雰囲気の場所にあって昼時はものすごく混むらしいので、午前中のうちに行ってきました。
味は六本木ヒルズで食べたものより脂の味がくどくなくておいしかったです。1皿16個は多すぎると思ったけど、ぜんぜん余裕。
豫園の入り口あたりにある「湖心亭」というお茶屋さんの写真。そして豫園そのものも大変に美しい庭園で、これぞ中国であるなあと感慨深い思いをしました。
これは豫園のなかにあるお茶屋さんでの様子。誘われるがままに花茶を入れてもらい、数分後に見事お買い上げと相成りました。商売上手すぎる。
豫園の近くにある上海老街ではシャンチー(象棋)の駒を購入。なぜ駒というのはこうも萌え要素が強いんだろう。見ているだけでドキドキしてくる。
上海老街から古玩街へ抜ける途中の道。
カメラを向けたら怒鳴られたので、人の生活を撮ったなまなましい写真はないのですが、あまりにディープで、あまりにアーシーで、とにかくすごかった。「土の上で作った飯を、スモッグの下で食う人々」とでもいうんでしょうか。道路を歩いているはずなのに、人の家の台所に踏み込んでしまったような、そんな場所でした。
古玩街という骨董品専門の通り。でもよく見てみると、ほとんど同じような商品ばかりが並んでいて途中で飽きてきます。お店ごとに個性を競うような商売根性はないんだろうか?
お次は、世界最大の青銅器コレクションが自慢の「上海博物館」。そして青銅器といえば 『陋巷に在り』や『孔子暗黒伝』や『十二国記』でもすっかりお馴染みの「饕餮」(饕餮文)! およそ4000年も前のこういう青銅器に対面できるなんて感激です。
これも青銅器。ポップで愛らしい見た目のせいか、パンフレットなどにもばんばん登場しています。それにしてもすばらしいデザイン。
これは3階にあった宗教画コレクションのひとつ。蛭子能収か中崎タツヤか、というような絵柄に萌えました。
人民広場まで移動しておやつ。ファーストフード店のような清潔な屋台で酸辣面(スーラーメン)を食べました。こってりに見えるけど食べてみるとヘルシー。うまい。
これはエッグタルト。濃厚なカスタードの味を想像していたけど違った。糖分が控えめで、かわりに卵の味がしっかりして、あとを引かないさっぱりとしたおいしさ。
南京東路から一本裏に入ったところにある大衆的なお店で夕飯。これは「蘇州面」の写真。牛肉とパクチーがたっぷりかかっていて、お好みでトウガラシのすりつぶしたやつを振って食べます。毎日でも食えるタイプのおいしさ。
と、ここまでの行程の全部が徒歩。晴れているからこそできたことだけど、空はスモッグで白く覆われていて、遠慮なくならされるクラクションのおかげで街は騒音に満ちていて、決して気持ちいいもんではなかったです。
下町から都心まで散歩してみて感じたのは、敗戦後から高度経済成長までの日本ってこんな感じだったんじゃなかろうか、ということ。なかなかできない体験なので楽しかったけど、とにかくタフな一日でした。
そして最後は上海雑技団。舞台装置や音楽や演出は隙だらけだったので最初は「大丈夫か!?」と不安になったけど、芸そのものは素晴らしく最後は大満足で帰りました。行ってよかった。
というわけで1日目が終了。
2日目は上海郊外と浦東エリアという大都会に行ってきます。
(つづく)

著者:講談社
販売元:講談社
発売日:2008-04-26
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