カテゴリ:
木・金とIVSに参加してそのまま帰るつもりが、混雑と手違いの合わせ技によって帰りの便がとれなくなってしまい、どうせならということで小樽観光をしてきました。




これはIVSの最後のセッションの様子。
必読書『プレゼンテーションZEN』の著者・ガーさんが、90分にわたってこの本のエッセンスをプレゼンしてくれました。本を読むだけでは分からなかった具体的なテクニックを目の前で見せてもらいました。いただきます。

プレゼンテーションzenプレゼンテーションzen
著者:Garr Reynolds
販売元:ピアソン桐原
(2009-09-04)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


というわけですべてのセッションを終えて会場を後にしました。

そのまま札幌周辺で延泊してもよかったんだけど、一緒にロケタッチをやっている北海道出身の同僚が「小樽はいいっすよ」と言っていたので、その言葉だけを信じて下調べなしで小樽へ行くことに。




新札幌駅のホームの様子。
ちょうど陽が沈むところ。夕焼けって、そういえば久しぶりに見たな……




およそ1時間後に小樽駅に到着。
このフォントがなんというかまあ 、これ以上ないくらい「遠くに来た感」を演出してくれます。




駅の観光案内で地図をもらうと、どうやら小樽は運河が有名らしいということでそこまでテクテク歩いていくと、映画のセットみたいな景色が! なんだか朝の連ドラのロケ地になってそう。調べてないけど、たぶんなってる(!)。



この景色が気に入って、その向かいにあるホテルに飛び込みで宿をとった。




このあたり、クラシックな建物ばかりでいちいち最高。と思って、駅でピックアップしてきた観光ガイドを読んだら、明治大正の建築が名物で大事の保存されているんだそうな。都会でもなく、田舎でもなく、タイムスリップしたような感覚がしてえらい感激した。

(着いたのが夜だったから現代的な建築が目に入らなくて余計にそう思えたってのはあります。翌朝になってにると、タイムスリップというほどでもないなw とは思った)




朝は7時に起きて、町中を散歩。
どのお店も開いてないけど、古い建物を見て歩いて楽しみました。
けど一番よかったのは、町中にある廃線の跡。




それを線路沿いにテクテク散歩すると、なんともいえない郷愁が……。あるある。こういうの。




そろそろ朝ご飯を食べたいなと思ってうろうろ。
港町だから当然市場があるだろうと思って歩いてたら、ありました。



サザエのウニあえをいただきながら、サッポロのクラシックラガーをでまずは一杯。現在8時半。



今日あがったばかりだとうウニとイクラとカニの海戦丼。このあといろいろ見て回ったけど、ふつうの店舗での相場が2000円以上のところ、市場では1500円でした。

ちなみに、これまでずっと一人で歩き回っていい加減さみしくなっていたところだったので、カウンター越しに店主として会話に癒された。小樽出身の人らしく、20〜30年前はもっと古い建物が多かったのに、当時は誰もその価値に気づかずどんどんつぶしていったんだそうな。でも、そういうもんだよね。住んでる方からしたら新築したいに決まってる。田舎者なのでよくわかります。



その後、駅にコインロッカーに荷物を預け、本格的に町歩きモードに。なんでも小樽は坂の町らしく、アップダウンが激しいとのこと。



そして地獄坂を登ること30分超。標高190メートルの旭展望台に到着。
坂っていうか、ちょっとした登山でした。歩いてるのは俺だけ。あとはみんな車。

しかしその甲斐あって眺めは最高。
海と山がこんな風に近くにある風景って、宮崎アニメで定番のロケーションだなあと思ったり。




旭展望台の近くには、小林多喜二文学碑があります。
この奇妙な形は本をあらわしていて、首から上の像は蟹工船に乗っていた人をあらわしているんだそうな。




そのあとまた山を下って海までぐんぐん歩きまして、着いたのが北一硝子三号館。昼間からなんですかこの雰囲気は。ドワーフやホビットのひとりやふたりいても驚きませんよ。

時間は11時半。歩き疲れたのもあって、休憩がてらビールをあおってこの雰囲気にひたっていると、別のテーブルで塗り物の食器で供された定食を食べる家族がw この雰囲気で定食出すんだwww



最後は、昭和8年創業の純喫茶「光」へ。




店内は撮影禁止ということなので、ぜひ直接。
コーヒーにはデフォルトでカステラがついてくるのにはびっくりした。あと、コーヒーの味は並。雰囲気は最高です。



しかし歩き疲れた。地図によると少なくとも15kmは歩いた。

突発的な旅行ながら、(いやだからこそ)心底楽しめました。
ありがとうございました。また、来ます。