カテゴリ:
やっと、やっと読み終わったぞ、ケン・フォレットの『大聖堂』。


大聖堂 (上) (ソフトバンク文庫)大聖堂 (上) (ソフトバンク文庫)
著者:ケン・フォレット
販売元:ソフトバンク クリエイティブ
(2005-12-17)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
大聖堂 (中) (ソフトバンク文庫)大聖堂 (中) (ソフトバンク文庫)
著者:ケン・フォレット
販売元:ソフトバンク クリエイティブ
(2005-12-17)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
大聖堂 (下) (ソフトバンク文庫)大聖堂 (下) (ソフトバンク文庫)
著者:ケン・フォレット
販売元:ソフトバンク クリエイティブ
(2005-12-17)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


ブログ「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」でも度々紹介されていますが(参照)、時を忘れて夢中になるスゴ本として多くの人が推薦する、世界的ベストセラーの大長編小説です。

「大聖堂」なんていう、とっつきにくいことこのうえないタイトルなので、自分から進んで手に取ることはなかったと思いますが、「みんなそこまでいうなら」って事で読みはじめ、見事にはまりました。
次から次と事件がおこる展開は、まさにメロドラマ。ジェットコースタードラマと言われた『もう誰も愛さない』もかくやという展開で、最初から最後まで一切飽きなかった。

ちなみに、「メロドラマ」の意味を調べてみたらこんな感じ。

悲劇と違い、登場人物の行動から人生や人間性について深く考えさせるというよりは、衝撃的な展開を次々に提示することで観客の情緒に直接訴えかけることを目的とする。扇情的だがドラマの中身が薄いことを指摘する意味で、この語が侮蔑的に用いられることもある。 狭義には、メロドラマは19世紀にイギリスを中心にヨーロッパやアメリカ合衆国で流行した演劇のスタイルを指す。 現在では、演劇のみならず、文学や映画、テレビドラマなどにおいても、そのドラマの形式に基づき、メロドラマと謳われたり、ジャンル付けされる場合がある。

メロドラマ - Wikipedia


これを読んであらためて思いましたが、イギリス人作家の手になる『大聖堂』は、まさにメロドラマ・オブ・メロドラマ。だから、狭量なつっこみを入れずに、ワーキャー言いながら読めばいんだと思います。

これを毎日読み進めていた10日間は、毎日しおりを開くのが楽しみでした。連続テレビドラマを楽しみにする気持ちと一緒です。
すごく長い小説だけれども、数ページごとに刺激的な場面が出てくるので、まとまった時間がない人(電車でしか読書をする時間がない人)にも向いた小説だと思います。

おすすめです。

大聖堂 BOXセット (ソフトバンク文庫)大聖堂 BOXセット (ソフトバンク文庫)
著者:ケン・フォレット
販売元:ソフトバンククリエイティブ
(2009-12-21)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る