探していたのは、岩波少年文庫版の『西遊記』でした
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著者:宮崎 駿
販売元:岩波書店
(2011-10-21)
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宮崎駿が、岩波少年文庫から50冊のおすすめリストを作るという企画なんですが、そのなかで西遊記にふれた文章を読んで確信しました。自分が小学生の頃に読んだ、あの死ぬほどおもしろい西遊記はこれだと。

著者:呉 承恩
販売元:岩波書店
(2001-11-16)
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著者:呉 承恩
販売元:岩波書店
(2001-11-17)
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著者:呉 承恩
販売元:岩波書店
(2001-11-16)
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西遊記は、あまりに翻案されすぎて、オリジナルがどれだけ奇想天外で最高におもしろい小説かというのが、ほとんど理解されていないと思う。
『本へのとびら』の中で印象的だったのは、『ホビットの冒険』(『指輪物語の前章』)はあらゆる小説や漫画やアニメやゲームに食い尽くされて今では新鮮味がない、というようなコメント。それに対して、『西遊記』はまだまだ色褪せない魅力を放っている。その原因のひとつは、善悪の境目が混沌としたお話だからではないか、という推察があった。そう実は、孫悟空というのは、西遊記を未読のみんながなんとなく思っているよりもさらにとんでもないキャラクターなんですよね。
子供向けだなんて思わずに、ぜひ手に取ってみてください。
コメント
コメント一覧 (1)
その後、三蔵法師の父母が殺される場面が入った「西遊記」も読みました。これらは大人の事情ですね。仏門に入る宿命は説明できるが、経典を採りにいく命がけの旅行は、またもうひとつ次元の高い話。少年・少女にはなくてもいい。
最近になって、小学生の息子に図書館で本を推薦しようと探しましたが、全然あの「西遊記」の楽しさが伝わってこないものばかり。息子も天竺までたどり着けずじまいでした。
岩波少年文庫の「西遊記」が今も昔も最高であることに変わりはないと思います。