カテゴリ:
下北沢のBook&Beerの古本コーナーで購入した本。「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか。

2012-09-08 11:38:50 写真1

ちなみに、この古本コーナーに出品しているのは、著者の仲俣暁生さん自身。おもしろい企画だし、リーズナブルでいい本がたくさんありました。

本の内容は、舞城王太郎や古川日出男を中心とした、村上春樹の後継者(あるいは単にチルドレン)と目される一連の作家たちや、吉本隆明・小林秀雄・寺山修司などに対する批評。

各論でどうこうじゃなくて、こういった守備範囲を持つ文学論がどストライクなので、それだけで満足度が高かった。感想として不適当かもしれないけど「こういう友人がほしいなあ」と思いましたですよ。友人じゃなくても、お兄さんとか、あるいは行きつけのバーのうるさい常連客でもなんでもいいけど(行きつけのバーとかないんですけどね)。


「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか
著者:仲俣 暁生
販売元:バジリコ
(2007-03)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る