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本に関する話題がいろいろ加速してきたなーと感じるこの頃。

11月21日9時の新着ニューリリースランキングには、以下の22点の個人出版書籍が入っていました。先週が13点でしたから、1.7倍増ですね。リスト中の2割が個人出版書籍ということになります。

個人出版、先週比で1.7倍増 - 11月21日のKindle新刊ランキングから- キンドる速報

出版社が出す電子書籍だけでなく、個人が出す電子書籍も盛り上がってますよ、というKindleの話。

もぬけの殻となった製本所内、虚しく響き渡る機械音。
立ち尽くす警察官2名とわたし。シュールですよほんと。

まぁその後奥にはおじいちゃん(社長)がいまして、話がつきました。
わたしは見本を取りにきた印刷屋で、必要な商品を受け取らないといけない、しかしその本は作ってる最中にもぬけの殻となるアンビリーバボーな状況という事で、事情は警察官から聞く事が出来ました。

就労ビザを持たない外国人を雇ってコスト削減をしていたそうです。

社長曰く、
そうでもしないと既に製本所は成り立たないところまできてるんよ、、との事
結局機械で作れなかったわたしの見本は社長と手作業で夜なべをして作りました。
一から手で本を作るという貴重な体験は楽しかったです。

キンドル上陸の裏側にあるもう一つの世界 - さとうとたくしとBLOGと

しかし一方で、製本所のリアリティとしてこんなことも起こっているよ、という友人の話。

端末についてベゾス氏はいろいろと興味深い発言をしています。例えば、「作家が提供する読書体験こそが本質であり、ガジェットとしての端末は重要ではない」といった具合です。アマゾンにとって端末を販売するメリットというのはどこにあるのでしょうか?

端末としてのKindleの現状は? そのビジネスモデルは?

でも重要なのは、紙だとか電子書籍だとかあるいはウェブだとかを超えた読書体験の質だよね、というジェフ・ベゾスの話(もちろん、この点に関しては反対する人はいないわけで)。

そして、これ全部、今日の記事ばかり。
いろんな立場から、いろんな声が聞こえてきて、熱いことになってるなと思いました。

ちなみに、自分に関していえば、紙の本も電子書籍もますます買うようになってきました。どっちで買うべきかという特徴がはっきりしてきたので、紙の方はしっかりとした製本のいいやつを選んで買うようになりましたし、電子書籍のほうはビタミン剤のようにその場で必要なものをどんどん買うようになりました。

関連本


日本の電子出版を創ってきた男たち (OnDeck Books(Next Publishing))日本の電子出版を創ってきた男たち (OnDeck Books(Next Publishing))
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まだ途中までしか読んでいませんが、すっごくおもしろいです。

セルフパブリッシング狂時代 - 紙の代替ではなくウェブの延長としての電子書籍セルフパブリッシング狂時代 - 紙の代替ではなくウェブの延長としての電子書籍
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今ならゼロ円。でもまだiOSでは読めないみたい…。