イケダハヤトのレシピ(あるいは、自分のなかのイケダハヤト性を発見する方法)
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飽きてないですか?
僕はイケダハヤトしています。
でもいったい、イケダハヤトってなんだろう?
いちるさんは「イケダハヤトメソッド」を考案して実践されていましたが、僕は内なるイケダハヤトを発見するためのレシピを考えてみました。
イケダハヤトのレシピ
[全能感] × [孤立度] × [反射率]=イケダハヤト性
ひとつずつ説明していきます。
・全能感
自分はそれに気付いている。自分にはそれができる。自分はそれを教えることができる。自分ならそれを広めることができる。これらを称して全能感と呼びます。この全能感は、裁量の大きさ・自由さから生まれます。組織のトップに立っている人や、フリーランスの人は、全能感が高まりがちです。
・孤立度
それがどれだけ世間から共感を得られないか。あるいは、納得を得られないか。これを孤立度と呼びます。個性や独自性とも違って、周囲が尊重して手を差し伸べようにもそれができない状況を指します。反社会的な考えである場合や、不勉強な場合に孤立度が高まりがちです。
・反射率
それがどれだけ自分に跳ね返ってくるか。これを反射率といいます。意図的に自分のことを棚にあげた場合は、自覚があるので反射率はそれほど高まりません。自分のことがよく把握できていない状況で、自分には当てはまらないだろうと確信している状況において、反射率は最高レベルまで高まります。
全能感を持って、共感を得られない考えを、反射率MAXで投じる。
僕の思うイケダハヤト性とは、そのように表現が可能そうです。
というわけで、自分が過去に書いたエントリから、以上に比較的あてはまるものを探してみました。
・スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫の『仕事道楽』は、組織のNo.2の参考になる
・情報のタンス貯金はやめよう、信頼の口座(アカウント)を作ろう。あるいは、ソーシャレットについて
・楽観的で、チームプレーを好み、好奇心があって、謙虚な「オープンリーダーシップ」について
・仕事に感情を挟むのはいいことだ、という発想の転換
・公文俊平氏の『情報社会のいま』を読んでいっぱいメモした
・2010年代からは、かっこいいことが普通にかっこいい
・小澤征爾「ディレクションという言葉がありますよね」
・多種多様な趣味で島宇宙化が進む時代にあって、「学園」は唯一の共通体験である
・評価経済社会においては、孤独であることが贅沢になる
・ブログ精神論 - 自己達成予言を繰り返す知的生産のツール
これらを書いてから、だいたい1〜2年の時間が経っていますが、書いた内容にいま解説を求められると、ちょっと勘弁してくれよと思う部分があります。一部は、自分の血肉になりましたが、一部は、いっときの思いつきとして捨て去ってしまったものだからです。そのみっともなさと向き合うのが非常につらい。
そしてこんな記事がですよ、過去ログをちょっと振り返るとざくざく出てくるんですね。でも、イケダハヤトさんの記事よりも話題になるようなものはひとつもありません。それを思うにつけ、氏がどれだけのタレントを持っているか、思い知らされます。彼はみんなのシャドーであり、スターだと、あらためて思います。
しかし、こうしてブログを続けていくことで、自らのイケダハヤト性と向き合うのはつらくないか? とお思いになる方もあるかもしれません。この世の誰も、正解を当て続けられる預言者ではないので、ブログには常に恥がつきものです。
でも、それがいいんです。間違いを犯しながら成長し、それを記録しときに振り返りながら、有限の可能性しか持たない自分と長くつきあっていく。それが楽しいんです。
そうだ。
レシピにはひとつ、欠けていたものがありました。
自己愛。
そうでしょ?
全能感と孤立度と反射率と無縁なエントリを書くことはできても、自己愛のないエントリは書くことができない。
みなさん、イケダハヤトしてますか?
僕はイケダハヤトです。
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