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小説『天地明察』を読んで、金王八幡宮に算額があると知りました。
算額というのは、数学の問題を絵馬などに記して神社に奉納したもので、江戸時代にはこういうか風習があったそうです。

算額は、和算において、数学の問題が解けたことを神仏に感謝し、ますます勉学に励むことを祈念して奉納されたと言われる。やがて、人びとの集まる神社仏閣を数学の問題の発表の場として、難問や、問題だけを書いて解答を付けずに奉納するものも現れ、それを見て解答や想定される問題を再び算額にして奉納することも行われた。 - Wikipedia


金王八幡宮というと、渋谷駅からすぐ近く 。
昼休み中にちょっと行ってみました。




鳥居から見た様子。
ビルの谷間にあるので近くまでこないとんかりづりい。




こぢんまりとした境内の一角に、宝物庫がありまして、貴重な算額はここで見られます。




こちらは一般の参拝者が吊るしていく絵馬。いまでも算額の風習が残っているかと思って近づいてみると……




あったありました!
これこれこういうの。




なかにはなんだか雑なやつもある。


画

これも雑は雑だけど、幾何の問題だとやっぱ雰囲気がありますね。

この算額は日本に1000個弱残っているそうで、そのなかでも、もっとも多いのが福島県の103面、次いで岩手県93面とのこと。帰省の折に機会があれば探してみようっと。