「女のいない男たち2 - イエスタデイ」(村上春樹)
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正直にいって自分はあまり楽しめなかったのですが、「10代のときのプラトニック・ラブが、成熟してからのエロスを阻害あるいは燃焼させる」という定番のモチーフに注目すれば、そのバリエーション(変奏)の歴史を振り返ってニヤリとはできるかもしれません。
まとめるとこんな感じ。
『風の歌を聴け』 … 僕と直子
『ノルウェイの森』 … キズキと直子
『国境の南、太陽の西』 … 僕と島本さん
『海辺のカフカ』 … 佐伯さんとその恋人
『1Q84』 … 青豆と天吾
しかし本当に執拗に繰り返し登場するモチーフですねえ。
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