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この一週間、韓国出張に来ています。

日中は仕事に忙殺され、夜は夜で韓国のメンバーと懇親会。
そこで印象的だったのは、韓国の事業責任者と一緒にカラオケでCHAGE&ASKAの「On Your Mark」をデュエットしたこと。私のもっとも好きな曲のひとつです。

そのときは、しこたまに酔っ払なっていたので「なんでこの曲を知っているの?」だなんてことも話さずに解散してしまったんですが、後日、やっぱり気になって聞いてみました。

わたし「CHAGE&ASKAがお好きなんですか?」
――「中学生の頃からのファンです!」
わたし「じゃあもしかして、2000年の韓国ライブに行きました? あの、あの『On Your Mark』を聞いたんですか?」
――「そうです! 飛鳥さんが、泣きながら歌ったあの『On Your Mark』ですね?」
わたし「そう! それです!」
――「韓国ではそれまで、日本の音楽は公には聴いてはいけないことになっていました。だけど初めて、CHAGE&ASKAが日本語でコンサートをしたんです。そのとき、ソウルオリンピックをやった大きな会場が、ファンで埋め尽くされたんです。こんなにも、みんなが日本のアーティストを、CHAGE&ASKAを応援していたのかと知って、ものすごく感激したんです」
わたし「その場にいられたなんてうらやましいです。あのときの、飛鳥のメッセージは聞こえましたか?」
――「そのときは、遠くの席だったのでほとんど聞こえませんでした。でもあとになって、YouTubeで動画を見て、ものすごく感激しました」
わたし「素晴らしかったですね……」
――「ええ、とても素晴らしかったです……」

そして僕らは、目を潤ませながらかたい握手をしました(まじで)。
本当に本当に、心がひとつになったような感激でした。

そのときの『On Your Mark』の動画こちらです。





実はこの前日、深夜のレストランで、現地在住の韓国人に「従軍慰安婦問題」「電力問題」「ロシア国交問題」といったデリケートな議論を吹っ掛けられるという経験をしました。簡単に答えられない問題を前にして、僕らも、そして議論を吹っ掛けたほうも戸惑っていました(たぶんそうだったと思います)。
たしかに僕らは、同じ過去を見ることはできない。でも同じ未来を見ることはできる。そのことだけは何度も折に触れながら確認しあい、そして別れました(っていうか1時を過ぎてたし眠かったので「もうそろそろこの辺で勘弁して……」って感じだったけど)。

まあつまり、そういう体験を真っ先にしてきたCHAGE&ASKAの友好大使としてのメッセージや感動が、いまもこうして僕らの人間関係を温めてくれているという事実を、自分がこんな風に体験する日がくるだなんて、夢にも思ったことはありません。ふいに訪れた感激に、今日は本当にしびれるような思いをしました。

On your mark... ready go!