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まわりに子育てを手伝ってくれる人がいるとしても、子どもと親の関係の肝心なところは密室で行われて何が良くてなにが悪いのかあまりよくわからなかったりする。
夫婦で考え方が違うところは話し合うことができるけど、盲点が重なっているところは問題だという意識がそもそもわかない。
それに気づけるのは、無関係な第三者が書いたこうした本を読むからで、子育ての考え方に関する新しい発見を夫婦で話す時間はとても楽しい。

2014-12-05-08-01-19

この本が特別いいからと薦めるわけじゃなくて、なんでもいいから読んで、それについて話すのが有意義だということ。
なかには、「それほんとかよ?」みたいなトンデモ説も含まれるけど、「無意識だったけどこのやり方でよかったんだ」と慰められることもあるし、とにかく読んで損ということはない。

若いベンチャー企業のマネージャー陣がマネジメントに関するビジネス書を読むことを通して自分たちのやり方を発見していくのに似てる。先輩方からすると、「そんなに真に受けなくても」と思うようなことにも発奮しちゃったり。
でも、正しいやり方を見つけることが大事なのではなくて、試行錯誤の議論の過程こそが大事なんだろうな。
こうしたヒジネス書や育児書が必要なくなるのは、組織や会社がうまくいったタイミングではなくて、それを実行するマネージャー陣や夫婦に十分な準備ができたときだという気がする。

船に穴はあいてない、マストもばっちり。オールも、それを漕ぐ体力もある。天気だって読めるし、困難には励ましあって立ち向かえる。嵐がくるかどうかはわらない。あとはしっかりやれ。って感じ。