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2001年に宮城県美術館が企画したウィーン分離派の展示のカタログ。展示内容の良し悪しがわかるほど詳しくないけれど、どストライクで夢中になった。そういう人はかなり多かったのでは? 教科書のなかのアートではなく、自分ごとに思えた最初のアート。

この本は、学生の身にしては高額だったのもあって、宝物のように大事にしていたもの。

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最近になって、これとほぼ同じ時代に世界中で起こったムーブメント(アーツ・アンド・クラフツ運動やアールヌーボーや民芸運動)との関連性を知って、あらためて興味を持ちはじめている。見飽きたように思えたクリムトの『接吻』も、見方が変わってまた魅了された。消費され尽くした絵と思ったこともあったけど、いまやそんなことは気にならない。