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高橋留美子と京極夏彦とあだち充がそっくりだった件

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今月号のダ・ヴィンチを見てみて。高橋留美子と京極夏彦とあだち充がそっくりだよ!

そのように人に教えてもらいました。
まさかと思って見てみたらこれですよ。

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似てる!
なぜこういうことが起こるのかよくわからないが、似ている!

特集の内容も大変おもしろうございました。
表紙のラムちゃんが手に持っているのは『豆腐小僧』ですね。


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夏休みの読書の宿題第三弾。

実家に帰ったら、父(柔道五段)が読み終えた『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』がリビングにほうってあったのでなにげなく1ページ目をめくったら、あまりにおもしろくて2日で読み終えた。2段組み700ページはすごいボリュームだったけど、それを感じさせない中毒本。

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
著者:増田 俊也
販売元:新潮社
(2011-09-30)
販売元:Amazon.co.jp
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最初は、梶原一気の『男の星座』みたいな昭和裏歴史みたいな感じかと思っていたんですが、志が違いました。昭和の戦中戦後をはさんだ、格闘技史・戦史・移民史・思想史までカバーする超弩級のノンフィクションであり、そしてなにより著者・増田俊也という人間の情念あふれるラブレターであり、復讐でした。

木村政彦、力道山、牛島辰熊、大山倍達などの破格の人物のエピソードを端的に知って楽しむだけであればWikipediaやYouTubeでもいいかもしれません。でも、取材に18年、連載に4年という時間をかけた増田俊也という個人が到達した、執筆時点での思惑を超えたどんでん返しの結論に、読者としてどっぷりつきあってその感情の渦に巻き込まれるという体験は、この本でしかできません。そこに、本質的価値があります。

格闘技好きのためのトリビアルなコネタ集ではなく、本当に力のある作家だけがなし得る、至高の読書体験でした。

読後にいろいろ検索して見て回りましたが、各界激賞、格闘技や昭和史にうるさい著名人もこぞって賛辞を寄せていて、その熱にうなされそうなくらい。ほんと、これを褒めないで、他に何を褒めたらいいんだというくらいの本ですね。

関連リンク


・著者の増田俊也のブログ。おもしろいです。

・木村政彦とエリオ・グレーシーの対戦



・木村政彦と力道山の対戦



・テレビ番組での木村政彦特集



・そして今度は漫画化されるとのこと!




ちなみに、この本には父の知り合いも出ているらしく、それを熱っぽく語ってました。格闘技好きな同僚にもこの話をふってみたら、そこでもやはり知り合いがこの本に出てるんだよって話に。柔道、柔術、格闘技をやっている人には、余計にたまらない本でしょうねこれ。

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
著者:増田 俊也
販売元:新潮社
(2011-09-30)
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