カテゴリ

カテゴリ:料理

2016年、活躍した食器 - 奥田知樹/井口工房/セラドン焼き/小代焼/遠藤太郎/額賀章夫

カテゴリ:
今年はたくさん食器を買いました。
買ったものはその日のうちにInstagram( @sasakill )に載せているんですが、食器はやはり使ってなんぼ。見た目がよくても、使われなかったら良い買い物とはいえません。
そこで、一年を振り返って、本当に活躍した食器をまとめてみたいと思います。窯や作家の名前もちゃんと記載しますので、ご興味ある方は検索してみてください。


1. 奥田知樹(笠間)の豆皿



豆皿より大きく、銘々皿より小さい、絶妙なサイズ。
私より妻のほうがこれを気に入って常用していました。
ひとつ割れちゃったのが残念なので、また笠間に買いに行きたいなと思っています。


2. 実家の押入れから出てきた景品の銘々皿



左下に写っている、朱色の縁の銘々皿。
高台のところには、実家のある町の(しかしもうつぶれた)商店の名前が書いてあって、おそらく景品だか御礼だかでもらったやつなんだと思います。大したことのないお皿なんですが、雑に扱える気安さもあって、何度も繰り返し使いました。


3. 井口工房(やちむん)のお茶碗



少し平べったいお茶碗なんですが、白山陶器の平茶碗を超えた! と思いました。
このひとつしか買ってこなかったのを非常に後悔しました。
逸品です。


4. セラドン焼き(タイ)の銘々皿



西荻窪の食器屋さんのワゴンセールで安売りされていた銘々皿。
何気なく買ったんですが、見た目もよく丈夫で非常に使いやすく、あらゆる料理に活躍しています。
4枚セットで買ったんですが、これなら5枚あっても10枚あってもよさそう。


5. すり鉢になった片口



右上に写っているもの。西荻窪の廬山で買った古い時代のものです。
緑の野菜のおひたしなんかを盛ったらいいだろうなと思って買ったものですが、予想以上にいろんな料理に活躍してくれました。深さの黒い片口は持っておくといいですね。


6. 小代焼(熊本)の鉢



熊本の小代焼で、この絶妙な色合いが気に入って買いました。
肉料理からフルーツからまで、どんな料理にも合わせられます。
これは小さな鉢なんですが、機会があればもっと他の形も買い求めたいと思います。


7. 遠藤太郎(益子)の馬の目皿



伝統的な「馬の目皿」なんですが、クリーム色の地と藍色の絵付けが洋風料理によくあう感じで、我が家ではトーストなどをよく乗せます。マグカップなんかもとってもカワイイ作家さんで、今後も新作が出たら継続的にチェックしたいなと思っている作家さんです。


8. 額賀章夫のマグカップ



どちらも額賀章夫さんの作品ですが、特にヘビロテだったのが右に写ったマグカップ。
見た目はもちろんですが、使ってみると本当に素晴らしい。
妻には、有名な作家さんだというのを特に伝えずにいたんですが、何度か使っただけで「すごい!」と大絶賛していました。一度使うと、マグカップに求める品質のレベルが一段も二段もあがってしまうような逸品です。

以上です。

2016年、買ってよかったもの - 主夫目線

カテゴリ:
年末になるとブロガーみながやりだす「買ってよかったもの」。一年を振り返るいいきっかけになりますよね。というわけで私は、家事に役立つお買い物ということで主夫目線でBEST 5を選んでみました。

1. キッチンクロス



36枚で1,920円。1枚あたり52円。この安さ、そして枚数の多さがいいんです。

シンクの水滴、吹きこぼしや油はね、子どもがこぼした食べかすや食後のテーブルの清掃、水切りした後の食器の水分の拭き取りなどなど、キッチンクロスは何枚あっても困りません。1日に少なくとも4枚〜5枚使うのは当たり前で、洗濯・乾燥中のものを考えると常時10枚強がローテーションしています。
だから、無印良品あたりで5枚いくらのものだと全然足りないし、割高。だったら最初にまとめて買ってしまって、常に清潔なクロスをどんどん使ったほうがいい。という意味で非常におすすめす。買ってよかった。


2. タオルホルダー



写真だとわかりづらいですが、これは5.5センチ四方のサイズのタオルホルダーです。シンクの下の扉などに貼り付けておいて、タオルやキッチンクロスの隅をぐいっとねじ込んで固定しぶらさげておくのに使います。

我が家ではこれは4つ横に並べて、手を拭くタオル、シンクやコンロまわりを拭くクロス、床などを拭くクロス、洗ったあとの食器などを拭くクロス、などを突っ込んでいます。1個750円というのは安くはないけれども、なにより楽ちんだし、料理するための作業スペースは邪魔しないし、本当に買ってよかった。素晴らしい商品です。


3. マグネットフック



冷蔵庫なんかに貼り付けておくマグネットです。メモを固定したり、ちょっとした鍵なんかを掛けておいたりします。

そんなのは何を使ったって一緒だとお思いかもしれませんが、気がつくと、水廻り工事の広告のマグネットだとか、銀行でもらってきちゃったやつだとか、アンパンマンやトーマスのなんかだとか、そんなものに占領されてカオスになっていたりしませんか? それに、強力なマグネットってのはいいものです。使ってみればわかります。
5個で1,000円もしちゃいますが、これをいますぐ買って、冷蔵庫にへばりついてる不統一でへなちゃこなマグネットをすべて捨ててみてください。こんなマグネットフックにも哲学があるんだということにすぐ気づきます。おすすめ!


4. タダフサのペティナイフ



定評のあるタダフサの包丁。その最初の一本として、ペティナイフを購入。お値段9,800円。

よく切れて、手に馴染み、扱いやすいナイフ。
これを手にしたことで、料理に対する悩みが半分くらい解決しました。
千切りが苦手だったのも、トマトの断面からぐじゅぐじゅした中身が飛び出ちゃうのも、カボチャを切るときに力が入りすぎて怖かったのも、すべて解決。なぜもっと早く品質の良い包丁に鞍替えしなかったのかと、無駄に悩んだ時間を後悔しています。

包丁といえば、グローバルや有次も有名ですが、そちらはまだ扱ったことがありません。なので比較はできませんが、デザインだけでいえばタダフサが好み。そして、使っていてなんの不満もなく、喜びしかありません。買ってよかった!


5. ストウブのピコ・ココット ラウンド



フランス生まれの鋳物の鍋です。お値段22,000円。

鋳物の鍋といえばル・クルーゼかストウブ。というような定番の品ですが、その前までに何年もル・クルーゼを使ってきた者としては「そんなに違いがあるものかね」との疑いの思いもありました。が、使ってみると違うもんですね。確かに違う。気になる方はどうぞAmazonのレビュー欄を見に行って、ル・クルーゼ=ストウブ批評をご覧になってください。ル・クルーゼで十分かなと思っていた人も、きっと欲しくなるはずです。

ちなみに私はすでにストウブ派で、次にもうひとつ買うとすればやっぱりストウブに手を出すと思います。いやそのまえにWESTSIDE33の銅のお鍋かなー。とかなんとか、買い物の楽しみは続きます。来年もこんな感じの主夫目線でまとめてみよう。

では1年後に。

こんな本を読んで、こんな料理を作っています。

カテゴリ:
自分なんかが料理を語っちゃいけない、と思えるくらいの分別はありますが、ためになった本を黙っておけるほど慎み深くもありません。というわけで、恥知らずにもここに公開させていただきます。
何事もまず資料から、という人にはなにかしら参考になるかもしれませんよ。


『粗食のすすめ 夏のレシピ』 幕内秀夫


最近まじめに料理をするようになって真っ先に引っ張り出したのがこの本。
ほとんどの料理がひとつかふたつの素材の組み合わせで出来ているので、いわば和食の単語帳、あるいは「いろは」。文法を学ぶ前の基礎作りとして参考にしました。野菜がひとつあったら、それで一品作る。そのさまざまなバリエーションが学べます。

粗食のすすめ 夏のレシピ
幕内 秀夫
東洋経済新報社
2000-06


お気に入りはトマトの味噌汁。和風ダシをしっかりとって作ります。さっぱりとした酸味の効いた熱いスープが食卓のアクセントになりますよ。
味をまろやかにしたい場合は、卵を溶き入れて、よりさっぱりしたい場合は、塩を振って水気をしぼったキュウリを食べる直前に入れていただきます。

2014-07-29-10-56-49


基本の和食 (オレンジページブックス―とりあえずこの料理さえ作れれば)


生姜焼き、親子丼、けんちん汁、豚汁といった定番の家庭料理がもれなく学べる一冊。写真が大きく、手順も明快。値段も安い。この機会にAmazonのレビューを見てみましたが、なるほど評価が高い。



自分の場合、これはしょっぱすぎるだろうとか、甘すぎるだろうとか勘が働いても、まずは分量を正確に計って完コピしていきました。慣れ親しんだやり方を一度は疑い、妻に感想をもらって、そこから自分なりの基準を作り直していくのに、いい補助線となってくれました。なんの変哲もない本なんだけど、こういうのが一冊あると助かる。そういう本です。

2014-07-29-11-00-01


『ごちそうさまが、ききたくて。』 栗原はるみ


そして、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』 。
これは本当にすごい本です。

料理をするごとに栗原さんの偉大さがわかるようになり、いまや、彼我の距離のあまりの遠さに目眩がするほどです。文科系とも体育会系ともつかぬ知行合一のスーパースター、そんな風に思ってます。

さて、92年に発売されたこの名著。何を作ってもおいしいんですが、私がここから学んだのは、素材や調味料の分量といったレシピではなく、切り方・冷やし方・時間の置き方といった手順の大切さです。3ミリといったら3ミリ、2リットルといったら2リットル、冷水と言われたら流水ではなく惜しみなく氷を使う。こういったプロセスの積み重ねが、味のレベルを格段にあげるんだというのがよくわかりました。



手間を惜しまない栗原さんのレシピの中でも特に驚愕なのはカボチャの千切りサラダ。あのかたいカボチャを千切りに!
しかし、正気の沙汰とは思えないその下ごしらえを、心底から喜んで行えるのが栗原さんのすごさです。料理の過程にあるありふれたプロセス、たとえばトンカツの添え物のキャベツの千切りにさえ、打ち震えるような喜びを感じながら取り組む感性が行間に満ちていて、それがなによりすごい。
時間短縮のためでもなく、ダイエットのためでもなく、休日のハレのイベントのためでもなく、もっといえば、家族のためでも自分のためでもない、料理のための料理とでもいえるような純粋な喜びさえ感じられて、料理観がかわるような刺激を受けました。名著の誉れにいまだ曇りの生じないエヴァーグリーンな一冊。

とにかくすごいレシピばっかりなんですが、日常的によく作るのは「ニンジンとツナのサラダ」(最新のレシピがウェブで見られます)。なんてことのない料理に思えるんですが、新しいスタンダードになるレシピというのは本当にすごいです。

2014-07-29-10-50-17


応用編 : ネットのレシピ


こうして一通りやったことで、ネットにあがっているはずれレシピを避け、好みのレシピを探す勘が少しだけついてきました。

下の写真は、左上から、素材を別々に炒めるラタトゥイユ、鶏のムネ肉とエリンギの柚子胡椒炒め、セロリとミョウガの和風ピクルス、そして最近で一番の大当たりだった「煮干しの出し殻オイルサーディン」。ダシをとった後の煮干がもったないなと思ってきたんですが、今後はこれ一択。むしろ最初からこれを作ってもいいくらいおいしい。

2014-07-29-10-52-09


番外編 : 料理に対する考え方


『大人気料理家50人のニッポンのおかずBest500』。いろんな料理家のレシピのいいとこどりで、見ているとインスピレーションが湧いてきて飽きません。また、それぞれのレシピに料理に対する哲学がよくあらわれているので、お気に入りの先生を探すのも楽しい。




漫画『きのう何食べた?』。献立のトータルバランスや買い物の考え方のヒントに。
ひとつひとつの料理は、イメージと違って手抜き料理が多いので、あと一品ほしい場合に特に参考になります。




佐々木俊尚氏の料理本。男の思考回路で料理に向き合うとこうなる、というような見本。
内容はレシピ本ではなく理屈満載のエッセイ。合わない人にはとことん合わない(ということがAmazonのレビューからよくわかる)けれど、自分にはおもしろかったです。




干し椎茸を戻すとき、ある本では砂糖を入れろといい、またある本では入れても入れなくてもどっちもいいという。どっちが本当なの? そういった巷間に伝わる料理のコツに科学的な根拠を付けてくれる本がこれ。どのページを開いておもしろい。目から鱗。1971年に発売されてから売れ続けているロングセラーです。



ちなみに、この本を参考にして私は、干し椎茸のうまみを外に出したくないとき(含め煮や筑前煮の場合)は砂糖を入れて1時間弱、戻し汁にうまみを出してそれをフル活用するとき(ピェンロー鍋の場合)は水だけで半日、としています。

   *

以上です。
もっと上達して気が向いたら続きを書きます。

このページのトップヘ

見出し画像
×