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今年の10月以降、出版関連の事業に携わる方々と話す機会が増えました。話す内容の密度も、これまでに比べて上がっている気がします。ビジネスモデルに問題を抱えて“たこつぼ化”していた業界同士が、米発の不況の影響によって危機感を共有するようになったからかな、と思います。

そう思ってここ最近の自分のブックマークを見直すと、4マス媒体とインターネットでどうやって新しいビジネスモデルを構築するか、という話が多いです。すでに決定づけられていた流れが加速しただけとはいえ、これくらい集中してニュースや本が出てくるタイミングもそうないと思うので、引用して書き留めておこうと思います。


『情報革命バブルの崩壊』(文春新書)を上梓しました - 切込隊長BLOG

新聞やテレビといったレガシーなメディアがだんだん力を失ってきた代替がデジタルだネットだというのは良いけれども、じゃあ言われているほど私たちは恩恵を蒙って利益を享受し、住みやすい社会になったのかしらという問題意識を提起した本であります。


ソーシャルメディアは利益をあげられるか:否定的な調査結果も相次ぐ - WIRED VISON

広告売上がCGM(消費者生成メディア)の支えにならないとすると、何がCGMを支えるのだろうか? その答えは「何もない」という可能性がかなり高い。
従来のメディアと違い、ソーシャルメディアは贈与の経済で成り立っている。だから、『Wikipedia』の運営団体は非営利組織なのだ。


リスペクトに基づいたデジタルコンテンツ市場はグーグルモデルを超える - 佐々木俊尚のネット未来地図レポート 2008年12月1日号 vol.018

有料販売は規模が大きくなればプロ化するクリエイターも出てくるだろうが、しかし最大の目的はそのようにしてプロへの登竜門を作ることではなく、アマチュアが自分の作った書籍や動画を目の前で買ってもらい、見知らぬ人からの自分に対するリスペクトを感じ取れるような、そういう仕組みが出現してくることにある。「お金を支払う」という行為が意味しているのは、ただ生活を維持するというそれだけではない。お金を介在させることによって、人に対する尊敬の念を可視化させることもできるという意味もあるということなのである。


シュンペーターの逆説 - 池田信夫blog

著作権という名の独占レントがないとコンテンツ産業が成り立たないという利権団体の主張は、ナンセンスである。イノベーションにとって重要なのは、事後的な報酬の確実性ではなく、事前の自由度の大きさだから、情報の2次利用をさまたげる「知的財産権」の過剰保護は経済全体にマイナスだ。広告や購読料以外に、LinkedInのような新しい発想もある。いま必要なのは既存のコンテンツを守ることではなく、情報の共有を前提にしてビジネスを成立させる新しいビジネスモデルの実験である。


テレビ局、ニコニコ動画に動画提供へ--公式チャンネルを開設 - CNET Japan

ニコニコ動画にテレビ局が動画コンテンツを提供することが明かになった。公式チャンネル「ニコニコチャンネル」を12月5日より順次開設する。
ニコニコチャンネルは有料、無料の2種類が開設可能だ。チャンネル開設者はアクセス解析機能が利用でき、マーケティングの場としてニコニコ動画を利用できる。また、コミュニティーを開設してその参加者にだけ動画を公開したり、生放送をしたりできる。


最後に切込隊長の本を紹介します。今のタイミングで読むからこそおもしろい、というタイプの本だと思います。

情報革命バブルの崩壊 (文春新書)情報革命バブルの崩壊 (文春新書)
著者:山本 一郎
販売元:文藝春秋
発売日:2008-11
おすすめ度:4.5
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livedoor Blogにニコニコ動画のプレーヤーを貼り付けるテスト。




おお、できた。超便利。
でも、さらに便利なのがlivedoor Wikiです。

MTG動画 - ササウィキ

2chまとめブログならlivedoor Blog、ニコ動まとめサイトならlivedoor Wiki、みたいなことになるのかどうかわかりませんが、使う側としても見る側としてもえらい便利になりました。
ちなみに、現在この外部プレーヤーを貼り付けられるのは、livedoorとはてなと一部サービスだけだそうです。ありがたいことです。

追記
なんかこのブログだけ、IEでプレーヤーが表示されない。ちょっと調べます。

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初音ミクの「ウタエナイウタ」という曲の最初のバージョンがこれなんですが、「彼ならこれくらいサクっと書けちゃうわいな」とそのときはあえて褒めたりはしなかったんです。だけど、こないだ出たフルバージョンが正直よすぎた。

最初のバージョンで受けた好評からは間が空きすぎてるし、「今さら出してどうすんだ?」と俺も思ったし本人も思ってたみたいだけど、予想外の裏切りと期待を超える仕掛けがほどこしあって、ひさびさに興奮した。「こういうことだったのか!」と。いや、あとづけのこじづけなんだろうけど(笑)。

でも、コメントを見る限り、誰もその仕掛けに気づいてないみたいだったし、思ったほどの評価を受けていなかったので、あえてここでとりあげました。

ウタエナイウタ

もうひとりじゃ歌えない
いかないで
君はあたらしい歌を
違う誰かに歌って聴かせる
いかないで
君にもらったメロディ
うまく歌えないままに
ひとりになる
いかないで


これは、間奏のあとの歌詞なんですが、そのときのイラストが、画面に映る「鏡音リン」を膝を抱えて見つめる「初音ミク」、なわけです。そんでもって「君にもらったメロディうまく歌えないままにひとりになる いかないで」だからね。うまい。
最初のバージョンが出たときには、姉妹製品の「鏡音リン」のニュースはまだ発表されていなかったはず(?)だから、うまい具合にオチをつけたなーとうなりました。

ボーカロイドという世にも奇妙な存在のアイロニーを浮き彫りにする批評的なまなざしと、90年代のサブカルっ子を出自とするポップセンスが同居していて、これぞ正しい初音ミクなんじゃないかって気がしてくる。いいわ、これ。

って上から目線ですいません。彼というのはおな小おな中おな高おなバンドの同級生なので、そのあたりご理解をば。もしよかったら聴いてみてください。

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