タグ

タグ:ブログ

Kindle発売にあわせて『セルフパブリッシング狂時代』という本を出した

カテゴリ:
Kindleが今日から発送されはじめたということで、盛り上がってますね。早速行われている開封の儀のレポートを見るとこんな感じらしいです。

Amazonの電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」を使ってみた

私が注文した分は自宅に届くようになっていますが、身のまわりではコンビニ受け取りにして早速会社で開封している人もいて、なかなか賑わっています。あと、本体は来年にしか届かないのに電源アダプタだけ先に届いた、なんて人もいました。ご愁傷様です。

*

ここ最近の、Kindleおよび個人出版に盛り上がっている身の回りの面々を見ると、やはりどうにも2003年のブログ元年を思いだしてしまいます。あのとき、Movable Typeによって宣言された「Personal Publishing Tool」というコンセプトにドッキーン! ときちゃった人が、今回もまたドッキーン! ときてるんだと思います。つまり電子書籍に興味があるわけじゃなくて、出版の新しい形に興味がある人たち。

今月で事業10年目を迎えるlivedoor Blogは、今年の夏あたりから、サービスロゴの横あたりに「Personal Publishing Assistant」という言葉を添えています。

af8e4dff2404be6b701df92a413f1918
(上の画像はlivedoor Blogの管理画面にログインすると見られます)

ブログというサービスが、「出版(Publishing)」という言葉の可能性を紙だけでなくウェブにまで拡げたように、今後さらに電子書籍にまで拡がっていく広義の「出版(Publishing)」をサポートしていこう、という意味を込めたものです。ということを誰も聞いてくれないので自分で言いました。

*

というわけで、Kindleの発売にあわせてちょっとしたリリースがあります。

1. ブログから簡単に電子書籍が作れるようになりました。もちろんKindle対応
http://blog.livedoor.jp/staff/archives/51786675.html
画像と縦書き対応は今後対応予定ですが、それさえ除けば、非常に簡単に電子書籍が作れます。

2. 電子書籍の個人出版を応援するレビューサイト「キンドる速報」を立ち上げました
http://blog.livedoor.jp/ebookdistribution/
iPhoneアプリにおける「AppBank」のようなサイトがないと不便だなと思って立ち上げました。

3. 『セルフパブリッシング狂時代 - 紙の代替ではなくウェブの延長としての電子書籍』という本を出しました
※注意 現在、(おそらくAmazon側の不具合により)KindleとAndroidでしか読めません。問い合わせ中ですので、iOSの方はしばしお待ちください。

セルフパブリッシング狂時代 - 紙の代替ではなくウェブの延長としての電子書籍セルフパブリッシング狂時代 - 紙の代替ではなくウェブの延長としての電子書籍
著者:佐々木 大輔
(2012-11-11)
販売元:Amazon.co.jp

著者は本書のなかで次のように予言する。

「紙とは違った、電子書籍ならでは(スマートフォンやタブレットPCならでは)の作品に対するニーズが顕在化してくる」
「そのニーズにあわせて素早く、かつ大量に作品をリリースし続ける個人出版作家が登場し、彼ら彼女らが、電子書籍の市場を大きく育てていく」

個人出版元年の2012年と、ブログ元年の2003年を比較することで見えてくる「出版(Publishing)」の未来とは?

---

もくじ

1. 歴史は繰り返す? ウェブログツールの事例から
  - 2003年のPersonal Publishing Tool
  - 素人が書いた文章を読みたいと思うのか?
2. 個人出版のベストセラーはどのように生まれる?
  - 官能小説
  - ケータイ小説
  - 漫画
  - 翻訳コンテンツ
  - もっと未知のなにか
  - その時代はいつくる?
3. 新人作家は夏目漱石と戦い、出版文化は衝突する
  - フラット化する世界での創作行為の意義とは?
  - 出版系とウェブ系と同人系が交わる汽水域
4. あとがきにかえて - 紙の代替ではなく、ウェブの延長としての個人出版

こんなことブログにでも書いておけよ、と言われるような内容かもしれませんが、1万文字以上もあると、ブログで読むにはちょっと長いような気がするんですよね(そしてもちろん、本にするには短すぎる)。なのでこれは身を張った実験と思ってご容赦ください。
ちなみに、この本自体もlivedoor BlogでEPUBで書き出しましたものです。ものすごく簡単です。

試し読みようにプレビューワーも置いてみます。



あわせて読みたい


Kindle自費出版ガイド 米アマゾンの先例から学ぶ電子書籍の作り方Kindle自費出版ガイド 米アマゾンの先例から学ぶ電子書籍の作り方
著者:雄山洋
(2012-10-26)
販売元:Amazon.co.jp

『セルフパブリッシング狂時代』は、この本の影響を受けています。
ブログより長くて、本より短い。電子書籍でさくさく買うのに最適なミニドキュメントというスタイルを提唱しています。

カテゴリ:
ざまあみやがれい!」を運営する、座間宮ガレイ氏による熱いツイートの連投があったので、まとめてみました。


話の途中に出てくるIWJというのは、Independent Web Journalのことです。
また、ライブドアブログの支援というのは、「奨学金ブログ」という制度のことです。ブロガーを支援しようという制度が、こうした形で受け止められ、広められていくのは、すごくうれしい。

カテゴリ:
伊藤さんのこの一言からはじまった「有料メルマガに端を発したネットのオープン論争」について、ここ数日考えていました。


この件に関して、私(そして私の所属する会社)は、「livedoor Blog」の事業もやっているし、「BLOGOSメルマガ」という事業も両方やっているので、どちらかに偏ったポジショントークはしません(どっちの事情もよくわかります)。
そのうえで、第一印象として思い浮かんだのはこういうことでした。

・どちらかといえば、伊藤さんの側に共感する発言が多い
・知名度のある人にしかメリットがないサービスや事業にはあまり興味がわかない

この第一印象の根拠はなんなのかと自らに問うてみて、現時点で至った結論は、「自分は、“説得のゲーム”としてのブログ(あるいは、オープンなインターネット)が好きなんだ」ということでした。

インターネットの本質について、宮崎駿は、『虫眼とアニ眼』という本の中で次のように看破しています。

宮崎:情報とかインターネットというのは、基本的に相手を操作しようとする願望じゃないかって思うんですよ。相手に自分の影響力を与えたいということなのではないか。だって映像とか、そんな手間隙のかかるものをただで流すはずないじゃないですか(笑)。

虫眼とアニ眼 (新潮文庫)虫眼とアニ眼 (新潮文庫)
著者:養老 孟司
販売元:新潮社
(2008-01-29)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

まさしくその通りだと思います(鋭いですよね)。

相手に影響を与えたい。説得したい。理屈の正しさを証明して、信頼や尊敬を得たい。そういう欲望が実現できる可能性が、オープンなインターネット(あるいはブログ)の魅力です。そして、「ブロガー」と「物書き(職業的ライター」の根本的な違いが、ここにあります。

「ブログを書く」という行為と、「有料メルマガを書く」という行為について、中島聡さんはこのように整理しています。

できるだけ大勢の人に読んでもらうことを狙い、出来るだけ分かりやすく、シンプルなメッセージを発信し、それをちゃんと伝えることができるか、どれだけ沢山の人に理解してもらえるかが、この「ブログを書く」というゲームのゴールでもある。

ブログを書く際には、読む人を楽しませることを意識してはいるが、それは読者のためではなく、自分のためである。「自分が書いた文章を読んで楽しんでくれる人がいる」ということが自分にとって楽しいから、ブログを書くのである。

これと比べると、「有料メルマガ」を書く時の意識は大きく違う。私にとって、「有料メルマガ」を書くという行為は「遊び」ではなく、「仕事」である。お金を払ってまで私のメルマガを購読してくれている読者に対し、十分な「価値」を提供すること、それがメルマガを書く時に私が意識することである。

私にとってのブログと有料メルマガの違い - Life is beautiful

まさに。
そういった違いを頭に入れると、立場の違いによる反応の違いが冷静に受け止められる気がします。

・タダより怖いものはないと言って無料の情報による影響力の行使を忌避する人
・ブログによって叩き叩かれる説得力のゲームを楽しむ人
・たこつぼ化したメディアによってカルト化する言論やファン心理を忌避する人
・有料メルマガを正しい情報を手に入れるための正当なコストだと考える人

有料メルマガというサービスが、知名度を換金する草刈り場にしかならないのならば、あまりワクワクしませんが、それは杞憂じゃないかと思います。もっと、いろんな可能性がありますよね。単なるコンテンツ販売、単なるファンクラブではなく、コミュニティを活性化させるエンジンになることだってできるし。そして、ドワンゴの「ブロマガ」には、志の高さが見てとれます(応援しています)。

しかし一方で、ブログのほうだって、オープンなインターネットだって、まだまだ捨てたもんじゃないよ、と思います。現にこうして、ブログやTwitterというオープンな場で、みんなが侃々諤々やって、説得のゲームをみんなエンジョイしてるわけだし。

だから自分は、「オープンなインターネットとかブログって、もう終わったよね」ということを言われると、胸の内に小さなイラつきを感じるんだと思います。

というようなことに、書きながら気づきました。
そしてこんな風に、自分のために書くのが、ブログの楽しさだよね。

Re : 2012年後半、今からブログを始める人へ贈るアドバイス

カテゴリ:
blog1

2012年後半、今からブログを始める人へ贈るアドバイス」という記事が話題になっていました。
代表的な反応は、「素晴らしい!」という賛辞と、「ブログってこんなにめんどくさいのか…」という落胆などだと思いますが、ブログ事業を10年近くやっている自分の感想はこれです。


これだけはやってはいけない!


なかにはもっともだなと思えるアドバイスもあるのでちょっと大げさだけれど、以下の2項目だけはお薦めしません。

適切なプラットフォームを選択する。優れたブログプラットフォームのデフォルトの選択肢は、WordPressだ。
自分のドメインを手に入れる。

自分でサーバをレンタルして、自分でブログのシステムをインストールして、自分でドメインを設定したおもしろいブログがかつてたくさんありました。でも10年経ったら、そういうブログはほとんど消えてしまいました。とても残念です。

今も残っているのは、「livedoor Blog」とか「はてなダイアリー」とか、サーバやシステムやドメインの管理をすべて専門のサービス会社にまかせたブログばかりです。

熱意をもって書きはじめたブログも、いずれ飽きる時がきます。
しかし、飽きのその先に、「あのときの自分は何を考えていたんだろう?」と振り返りたくなる時がきますし、あなたの過去ログを欲する読者が必ず現れます。
では、その飽きの時期をどうやって乗り切るか?
自前のサーバや独自ドメインでは長続きしないのは、過去の歴史に照らして明らかです。
だからなるべく、専門のサービス会社にまかせることをお薦めします。

多分にポジショントークではありますが、これが、2012年後半、今からブログを始める人へ贈る私からのアドバイスです。

関連リンク


無料で広告が少ない国内ブログサービス比較 2012年4月版

ブロガーランキングを作ってみたら414位だった

カテゴリ:
ブロガーランキングというのを作って、500位まで公開してみたら、414位というぎりぎりのところに滑り込んでいたので記念のスクリーンショット。

昨日はいつもよりアクセス数が多かっただけなので、またすぐ圏外になると思いますが、あれくらいでこれくらい、という距離感はなんとなくつかめました。

1b8831a191b475492719231dd20263c1

総合ランキングだと遠すぎたけど、これならちょっとやる気が出てきたぞ。

ブログ誕生 ―総表現社会を切り拓いてきた人々とメディアブログ誕生 ―総表現社会を切り拓いてきた人々とメディア
著者:スコット・ローゼンバーグ
販売元:エヌティティ出版
(2010-11-25)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

このページのトップヘ

見出し画像
×