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ボルダリングをやってきた(デビュー編)

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ボルダリング経験者の同僚に連れられて、今日初めてボルダリングをやってきました!

ボルダリングとは

ボルダリング(Bouldering)とは、フリークライミングの一種で2mから4m程度の岩や石を確保無しで登るスポーツである。

といっても自然の岩山にいくわけではなく、こんな感じの壁があるジムで楽しみます。

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壁にでこぼことした石(ホールド)がついています。
近寄ってみるとこんな感じ。

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同じ形がふたつとしてないような、個性的な形をしています。つかみやすいものから、どうやってつかむの? と思うような難易度の高いものから、いろいろあります。これらのホールドを組み合わせたコースが番号で示されていて、それだけを使って登攀します。

このホールドの組み合わせによって難易度がいろいろあり、一枚の壁が無限のバリエーションで楽しめるようになってます。しかもこの難易度というのは、筋力どうこうよりどういうムーブ(体の動き)で解くかというパズルのような楽しみがあります。

とか言っている私は超初心者なんですが、行って靴をはいて最初の壁にとりついた瞬間から、「これは肉体の三次元パズルやー!」って感じで一発ではまった。これはおもしろい。

じゃあどんな感じかという動画を、xacti持っていったのに撮るのをすっかり忘れてました。馬鹿すぎるー。なので他の人の動画を紹介します。



何気ないように見えるんですが、やって見るとこれがおもしろいわけです。
もうちょっと派手さのある動画はこちら。



では、その道の超一流の人はどんな感じかということで、平山ユージさんのボルダリング・ジムでの動画を探してみました。



難なく登攀しているように見えますが、このなめらかさ、すごいです。今日ボルダリングを体験したから思うのかもしれませんが、男の後ろ姿にほれるってのはこのことですね。かっこよすぎる!

次の動画は、その平山ユージさんが「8c」という最高難度の壁を、オンサイト(初見)で登攀するというもの。Wikipediaにはこの動画についてこんな記述があります。

2004年にはスペイン・ホワイトゾンビ(8c)のオンサイトなど偉業を達成

ホワイトゾンビのオンサイトクライミングについては、インターネットで動画を見た一部から「オンサイトでは、あんなクライミングができるはずない」との憶測が流れ、この件に関して平山自身のホームページでコメントしている[1]。

その噂の動画がこれ。



どこがどうすごいとかまったくわからない素人ですが、ボルダリングを1日やってみた感想として、「人間業じゃない!」ということだけはわかります。

というわけで以下は人間業の範疇の同僚の写真集。

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身軽を活かしてひょいひょいのぼる豪くん。

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後ろ姿もイケメン(笑)のつぼちん。

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マイシューズにマイチョークに、ボルダリング経験のあるやぶっち。やたらダイナミックに撮れた。

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長身痩躯のdosさん。かっこよすなあ。

とまあこんな感じですっかりハマったので、体を鍛えてまた行こうと思います。冬の間さぼり気味だったジョギングに、腕立て伏せを追加して、体重も減らして次回に臨みます。

ちなみに、握力をバランスよくつけるため、指を開く力を鍛えるボールを買いました。これをやっていると、不思議とを失われた握力が回復するか不思議。

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買ったといえば、本も買いました。
何事も文献から。これ読んで勉強します。

クライミングJOY No.1 (別冊山と溪谷)クライミングJOY No.1 (別冊山と溪谷)
販売元:山と渓谷社
発売日:2008-10-31
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帰宅してからは、『孤高の人』を読み返しました。
クライミング/ボルダリング漬けの一日。

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著者:坂本 眞一
販売元:集英社
発売日:2008-04-18
おすすめ度:4.0
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読みごたえのあるいい特集でした。
なかでも「本の山。」というページは再利用性が高く、保存版です。
というわけでそのリストを以下にまとめてみました。読んだことがあるものには一言メモも書いてみます。



■女たちの山

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■山に住んでます

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独特の雰囲気があってすごく読みづらい。古典的名著という位置づけだけども、実際に読みこなしている人は少ないのでは。

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■山で恋愛

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凍

氷雪の詩


■ジャイアンツに挑む!

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私はこれで山にはまりました。谷口ジローによる漫画版も最高。

ゴルゴ13 (119) (SPコミックス)
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岳人(クライマー)列伝 (文春文庫―ビジュアル版)
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■サバイバル登山術

山野草を食べる本―食べられる山野草132種・きのこ30種
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午前過ぎ、赤坂からタクシーで代々木公園へ抜ける途中の表参道が好きです。小洒落た建築が並んでいて、抑制の効いた照明があって、そのくせ人通りがなく静かで、まるで営業終了後のアトラクションパークのよう。
そこを通り抜けると代々木公園。深夜なのに蝉がギャンギャン鳴いていて、「そんなに鳴いてりゃ一週間で死ぬのも当たり前だ」といった千原Jr.の言葉を思い出しました。終電を逃した私に文字通り必死で夏の盛りを知らせてくれてるんですね。本当にありがとうございました。

近頃、読書のペースが落ちました。原因はいろいろ考えられるのですが、北方謙三の水滸伝と三国志を一気に読んだからなのではないかと疑ってます。あの小説のあとに、読みかけていた『百年の孤独』や『アラビアの夜の種族』に戻れというのは、かなり酷です。


対談 中国を考える
司馬遼太郎と陳舜臣の対談。涼州に行きたい。敦煌、シルクロード!


棋士の魂〜将棋インタビュー傑作選
おもしろかったのは藤井猛と三浦弘行。さらにファンになりました。最近自覚的になりましたが、将棋よりも棋士のことが好きです。


落ちこぼれてエベレスト
野口健さんの自伝。山をはじめて5つ目に踏んだピークがモンブランってのがすごい。ちなみに自分はこの夏、5つ目のピークとして丹沢のどっかに登る予定。


というわけで最近は、対談とかインタビューとか自伝とかエッセイとかゆるめのを中心に読んでます。

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狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死』を読みました。

ひとに認められたくて、懸命に自己を主張しても思いは果たせず、ついに志半ばのまま終わった――。かなりの人間の、かなりの人生に当てはまる苦さを代弁して、森田の生と死は哀切を帯びる。

文庫版解説のしめくくりに書かれたこの評が、森田勝という人物と、それに魅了される人々の気持ちを的確に物語っています。野心と自尊心を飼いならすことができず、敗北と妥協に折り合いをつけられない、愚かで愛すべきアウトローの実話です。

ちなみに、夢枕獏の小説『神々の山嶺』の主人公・羽生丈二のモデルとなった実在の人物でもあります。でも、夢枕獏があまりにも森田氏の人生にインスパイアされすぎたため、基本的には『神々の山嶺』を読むだけでこと足ります。ただ、奇跡の25メートル登攀の詳細を知りたい人には、『狼は帰らず』がおすすめです。

 

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