92冊目 『本で床は抜けるのか』 西牟田靖
- カテゴリ:
- 1000冊紹介する
井上ひさし。立花隆。本書で度々言及される書痴たちの破格のエピソードが好きで、引用元になっている本も過去に読んできた。馬鹿馬鹿しいまでの本好き加減を、しかし憧れをもって仰ぎ見て楽しんでいた。
しかしこの本はおそろしい。そしてまた破格におもしろい。ロマンもへったくれもない10年代の蔵書家のリアリティ。これは話題になるわけだわ! そんで文芸書のコーナーに置くべき(と思ったらもうそうなってるようです)。
ひるがえって自分は、自宅に2000冊を残し、これまでに1000冊をスキャンし、不要な1000冊を売り、実家に1000冊預かってもらってる。夫婦仲はとっても良好です。
関連 : 去年チャレンジした、壁一面の本棚の作り方。