ボトムアップのリーダーシップ
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効果的なリーダーシップのないマネジメントは、ある人の言葉を借りれば、「タイタニック号のデッキで椅子を片づけるようなもの」である。いかなるマネジメントの成功も、リーダーシップの失敗を補うことはできない。(7つの習慣 p134)
リーダーシップとマネジメントの違いを理解するにあたり、かなり気に入っている比喩です。自分なりに、「まだ利用者の少ないサービスに広告を貼りまくる」とか「玉から遠い位置で駒得を主張する」といった比喩も思い浮かびますが、沈みゆくタイタニック号の整理整頓ほどチャーミングではないですね。
ではそのリーダーシップとマネジメントの違いですが、こんな風に表現されるようです。
マネジメントは手段に集中しており、どうすれば目標を達成できるかという質問に答えようとするものである。一方、リーダーシップは望む結果を定義しており、何を達成したいのかという質問に答えようとするものである。(7つの習慣 p132)
リーダーシップとマネジメントというとまず組織レベルのことが思い浮かぶけれど、個人レベルの話でもあります。「オトナだなー」と思わせる人は、ひとつの人格のなかに、リーダーシップとマネジメントがバランスよく存在しています。
そのときの個人レベルのリーダーシップというのは、無から有を生み出すようなものではなく、「自分が何をしていると幸せなのかということを発見する」ことを通して得られるのではないかと思っています。これは自分自身の体験から思うわけですが、そういう欲求にしたがった目標でないと長続きしないからです。
ちなみに、スティーブ・ジョブズ風に言うとこんな感じ。
スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学卒業祝賀スピーチ(日本語訳)- 我ら、地域の仕掛け人!
自分の内なる声、心、直感というのは、どうしたわけか君が本当になりたいことが何か、もうとっくの昔に知っているんだ。だからそれ以外のことは全て、二の次でいい。
まあ、それがなかなか簡単ではないんだけど(笑)。
さて、話を組織レベルにすると、リーダーシップとマネジメントについてこんな表現があるようです。
リーダーとマネージャーの違い
1.マネージャーは「管理」し、リーダーは「革新」する。
2.マネージャーは前例の「模倣」で、リーダーは常に自らが「オリジナル」である。
3.マネージャーは「維持」し、リーダーは「発展」させる。
4.マネージャーは「秩序に準拠」し、リーダーは「秩序を創り出す」。
5.マネージャーは「短期的視点」を持ち、リーダーは「長期的な見通しを持つ」。
6.マネージャーは「いつ、どのように」を、リーダーは「何を、なぜを」問う。
7.マネージャーは「損得」に、リーダーは「可能性」に目を向ける。
8.マネージャーは現状を「受け入れ」、リーダーは現状に「挑戦」する。
9.マネージャーは「規則や常識通り」に行動し、リーダーは最善の結果の為なら、「規則を破ることも辞さない」。
10.マネージャーは「能吏」であり、リーダーは「高潔な人格」が求められる。
マネージャーがちょっと過剰にケチな役割に読めてしまう(笑)というところは気に入らないんですが、すごくわかりやすくて気に入りました。
では、組織レベルのリーダーシップを発揮するにはどうしたらいいのだろうか? ということを考えるのですが、これもまた個人レベルの場合と同じように、「組織が何をしていると幸せなのかということを発見する」ことを通して得られるんじゃないかなと思っています。
普段はなかなか口にしない、「こういう会社になりたい」「こういう貢献をしたい」「ああいう評価をされたい」といった内なる声に耳をすませて、それらをひとつの方向に統合することで生まれた目標だけが、属人的なリーダーシップではない、組織が全力を発揮できるリーダーシップを生むような気がします。
リーダーシップというとどうしてもトップダウンなイメージがあるけれど、ボトムアップで発生するリーダーシップもあるんだよなあ、ということを思ったので書きました。うまくまとまらなかったかもしれませんが。


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