4冊目 『マイ・ロスト・シティ』 スコット・フィッツジェラルド
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表題作「マイ・ロスト・シティ」だけがエッセイなんだけど、1920年代のニューヨークでフィッツジェラルドのような人生を送った人のエッセイは、後世のわたしたちには小説と見分けがつかない。

格調高い文章で描かれる、狂乱と失望のニューヨーク。躁鬱な都市に憧れて、流されて、逆らって、失って。
構成が素晴らしく何度も読んでも飽きない。だからテンプレ化は容易。2000年代の東京を舞台に、家入さんを主役にしたらちょっとした話題になるかもね。なんて。
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