47冊目 『いまファンタジーにできること』 アーシュラ・K・ル=グウィン
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最初の1冊『夜の言葉』に感激して残りも読にはじめたものの、『世界の果ててダンス』もこの『いまファンタジーにできること』も、個人的にはピンとこなかった。
思うに、『夜の言葉』がもっとも優れていたのは、フィクションを物語ることの理論と実践がいきいきと描かれていたところにあったと思う。その素晴らしさが、世にまだ認められていないことから生じる反骨心もまた、読み手の心に訴えるものがあった。
(つづく)
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