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夏休みの読書の宿題第一弾。

読んだふりしてやり過ごしてきた作家ランキング個人的第一位、アガサ・クリスティ。
でもこの夏、ついに読みました。1939年に刊行された、あまりにも有名なアガサ・クリスティの代表作にして、ミステリーの金字塔でもある『そして誰もいなくなった』。

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
著者:アガサ・クリスティー
販売元:早川書房
(2010-11-10)
販売元:Amazon.co.jp
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しかし、半ばわかってはいたのですが、今年32歳になる私が2012年の時点でこの作品を読んでも、あまり夢中にはなれるもんではないですね。

でも、これに影響を受けたであろう数々の小説が思い浮かんで、その偉大さをあらためて知ることができたのは収穫でしたし、今後は『そして誰もいなくなった』のパロディ作品を楽しめる権利を得られた、というのもよかったです。

感覚としては、手塚治虫が劇画に取り組む前の作品を読む感じに近いかも。現代の漫画のほうがずっとおもしろいんだけれど、それら現代の漫画のルーツがこの作品群にあるんだな、ってのがわかるという意味で。

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舞城王太郎の『九十九十九』を読んだ。

舞台は、清涼院流水のJDCシリーズのシェアードワールド。主人公の九十九十九(くつもじゅうく)は、そのJDC(日本探偵倶楽部)の探偵神(神!)かつメタ探偵(メタ!)というわけのわからない設定。

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Amazonの解説と、どこかのブログでみかけた紹介がすごくおもしろかったのが買って読んでみた。いわくありげな話に弱いんだよなあ。

だけど、ずいぶんクセのある文章(なのか翻訳)のせいで、なかなか入り込んでいけなかった。大江健三郎の文章みたいに、ひとつの文章を何度も読み返さないついていけない箇所がある。

また、内容的にもちょっと古めかしい感じ。ただ、読み終わって思い返してみると、見たことのない(ただし読んだことのある)風景がいくつも思い浮かぶ。なんかわからないけど、不思議と印象的な作品。特に冒頭の3作品、「黒い小猫」「虎よ! 虎よ!」「誰でもない男の裁判」はなかなかよ
かった。

誰でもない男の裁判(A・H・Z・カー)

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