Facebook開発者向けドキュメントの日本語完訳に挑むオクラホマーさんにインタビュー

ライブドアのOpen&Shareカルチャーってば流石だなと思ったので全力で紹介します。
いまライブドアでは、Facebookアプリ(ゲームじゃないよ)の開発をやってるのですが、その担当プログラマがごく個人的に「Facebook開発者向けドキュメント」の日本語完訳というプロジェクトに取り組み、かつ、Tipsを全公開してくれています。
そのプロジェクトの宣言が「はじめに」というエントリに書かれています。
Facebook開発者向けドキュメントの日本語訳とTips : はじめに
プラグインの追加方法やFacebookページの作成方法など、それぞれの情報を断片的に書いているエントリはよく見るんだけど、ベースとなるべきドキュメントの和訳が無いのが不便だと思ったので始めてみました。
だいぶ偉い。
というわけでこのプロジェクトに取り組んでいるオクラホマーさんにインタビューしてみました。
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―Facebookの開発者向けドキュメントって、これまでに日本語訳されていなかったんだっけ?
オクラホマー:機械翻訳を基に始めたんだけど放置されている、というブログは見つけましたが、ちゃんと目を通しつつ訳して管理しているというのは見つけられませんでした。今では非推奨となったFBMLに関しては http://www.facebooker.biz/fbml/ でザックリと各項目が紹介されてます。
―最近になってFacebookページまわりの仕様がどんどん変わっていってるけど、このあたりのドキュメントは英語でもちゃんと整ってるの?
オクラホマー:これは、かなりあやふやだと思います。FBMLからiframe移行くらいの大規模な変更だと翌月曜日には更新されていましたが、マイナーな変更部分ではリンク切れが残っていたり、知らぬ間にドキュメントから消されていてフォーラムが荒れています。shareボタンがlikeボタンに統合されるらしく、今月に入ってshareボタンのドキュメントへのアクセスがlikeボタンのページへリダイレクトされるようになったり。
―翻訳していて、意味はわかるけど、仕様上どうなってるかわからない、ってところがあったらどうしてる?
オクラホマー:基本的に、ドキュメントの和訳ページでは和訳したものだけ紹介していて、それを補完するように、「Tips」というカテゴリで別にエントリを書いています。
例えば、iframe対応後のドキュメントに書かれていない部分は、「iframe版ページタブでもFB.Canvas.setAutoResize()できる」というエントリで、プラグインの生成ページで選択できないオプションについては、「ブログにFacebookコメント欄を設置する時の設定:時系列表示など」というエントリで紹介しています。
ですが、今はドキュメント全体をカバーするのを優先して進めています。
―完訳が終わるのはいつごろ予定?
オクラホマー:来月終わりくらいに完訳できたら素敵だなと思っていますが、一番重要となるGraph APIやFQLなどの項目がボリュームありそうなので多少前後しそうです。主に後ろへ……
―最後に、このブログの読者のみなさんへ一言お願いします。
オクラホマー:プラグインの使い方やOGPの導入などの断片的なところは、色々なブログで詳細に紹介されています。ただ、少しでもカスタマイズしようとしたりするとオリジナルの英文ドキュメントを参照するしかなくて、いきなりハードルが高くなると感じました。そのギャップを埋める目的で始めたので、先述の通り、今はドキュメント全体をカバーするのを優先して進めています。
目的別にプラグインやAPIの使い方を紹介するようなのも書きたいですが、完訳が先です。途中で本家ドキュメントが更新されたりした場合の対応方針などは「はじめに」の下の方で紹介していますのでご覧ください。
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以上でインタビューは終了です。
ちなみにオクラホマーさんは、豚の丸焼きをこんなにワイルドに召し上がるような男子です。この完訳プロジェクトも、本丸のFacebookアプリ(当然 powered by livedoor)の開発のほうも期待大だぜ。

Facebook開発者向けドキュメントの日本語訳とTips