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2009年4月にアクセス数の多かった記事をまとめてみました。


1.岩手県矢巾町矢巾中学校の生徒さん5名がライブドアにやってきたので、Open & Shareについて話した
はてなブックマークやクリップのコメントでは「アンケート結果が意外だった」というものが目立っていましたが、リアルな反響では「中学生と話すの楽しそうですね」という声が多かったです。これは本当に楽しかったですよ。自分の仕事を中学生にもわかるように伝える、という試みもいい経験になりました。

2.ASCII.jpの「Blogger Alliance発表会まとめ記事」が素晴らしすぎて
いわゆる「社是問題」(いま名付けました)として、これも反響がありました(参照)。「Open & Share」って、とてもよくありそうな言葉なんですが、検索するとライブドアばかりが上位にくるんですね。

3.いまさらだけど、SurveyMLは読んでおいたほうがいい
1年半くらい前に書いた記事が突然ランクイン。理由はSurveyMLのなかで話題になったから、です。「ML」は「メーリングリスト」の略なんです…というところから説明をしなければいけないような時代になりましたが、情報収集のチャンネルのひとつとしてあいかわらずオススメです。

4.青空文庫のiPhoneアプリを5つ試してみた - 「SkyBook」が最高
長い間ゆるゆると参照され続けています。

5.livedoor Blog ASPやります。最初は「pixivブログ」さんです。
長らく準備していた「Blogger Alliance」構想と、「livedoor Blog ASP」のリリースを同時に発表。振り返ってみると、このプロジェクトは2008年の6月からスタートしました。「ライブドアで、一緒に働きませんか」という記事に書いた、

今あらためて「NO.1ブログサービス」という言葉の再定義をし、その達成に向けたリソースの集中を行う

というのは、Blogger Alliance(ブロガーアライアンス)のことです。いやー、10ヶ月なんてあっという間ですね。

6.夙川アトム(しゅくがわあとむ)の業界用語ネタがキタ!
なぜこんなに毎月毎月…。

7.ホワイトボードを囲んで書き書きワイワイする「ホワイトボード ナイト 1.0」を開催!
これもリアルで反響がありました。そこでみなさん口をそろえて「ルノワールではどうですか?」というのですが、それとはちょっと違うんですよね。もうちょっとくだけた雰囲気を希望しております。というわけで、今月とあるオフィスをお借りして「ホワイトボード ナイト」を開催予定です。あとでブログに書きます。

8.『ヒカルの碁』を読んで、囲碁と将棋について思った
ちなみに、今年のNHK杯は羽生さんが優勝でした。

9.生まれ変わった「livedoor Blog」と、ちょっとしたスタッフロール
Bloggre Allianceの発表にともなって、この記事に再びアクセスが集まりました。ブログでこうやって自己達成予言をしていくのは、振り返ったときに楽しいですね。

10.あえてimpを下げて収益倍増(本当にあったGoogle AdSenseのうまい話)
2年くらい前の記事がなぜかまたランクイン。考え方は今も変わっていなくて、かつ、ニーズもあるようなので、機会があったら簡潔に書き直そうと思います。例が古くなっているのと、文章が冗長でわかりづらいので。


という感じの4月でした。
まとめ、おわり。

岩手県矢巾町矢巾中学校の生徒さん5名がライブドアにやってきたので、Open & Shareについて話した

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岩手県矢巾町矢巾中学校の生徒さん5名が、修学旅行の自主研修でライブドアの赤坂オフィスにやってきました。

修学旅行の「職業体験学習」の一環として私にインタビューをしたいということだったのですが、中学生と会話する機会がまったくない私は逆に、矢巾中学校の生徒さんにインタビュー(アンケート)をお願いしました。


同じ中学校の5名をサンプルにしたアンケートなので、これだけで何かわかったような気になるわけではありませんが、これをもとに中学生のみなさんと交わした会話には、いろいろな気づきがあってとても勉強になりました。

以下、そのまとめです。何かの参考になれば幸いです。


Q1.次の機器のうち、所有しているものを選択してください。

3名 パソコン(うち2名は家族と共有)
2名 ケータイ
0名 iPhone
3名 PSP
2名 NintendoDSi
1名 NintendoDS
0名 Wii
0名 PS3

ケータイはクラスの半分弱の人が所有しているそうですが、学校に持ってくるのは(教室に持ち込むのは?)禁止とのこと。
通話をするのはほとんどが両親や家族で、主な使い方は友達とメールをすること。ケータイサイトの利用はたまに、といった感じだそうです。

そこでこんな質問をしてみました。

私「知り合いでiPhoneを持っている人はいる?」
男子生徒「あ、兄が持ってます」
女子生徒「すごーい。。」
私「ちなみに私の部署では、7割くらいの人が持ってるんですよ」
生徒「…(声にならない)」

それ以上に会話を深められなかったのでどういう受け止められ方をしたのかわかりませんでしたが、驚いていたことは確かのようです。


Q2.インターネットの利用時間と、テレビの視聴時間を教えてください。

- ネットは、週に平均[2.8]時間(最多7時間、最少0時間)
- テレビは、週に平均[14.7時間](最多28時間、最少3.5時間)

上の表現だとわかりませんが、個別にアンケートを読み解くと、ネットの利用時間が一番長い人がテレビの視聴時間も一番長く、逆に、ネットの利用時間が一番短い人がテレビの視聴時間も一番短い、ということがわかります。

つまり、「テレビを見ない人がネットを見ている」わけではない、ということ。

テレビは圧倒的にメディアのキング。そりゃそうなんでしょうが、それを実感する機会がふだんまったくないので、とても新鮮でした。

そこで「私は週に2時間くらいしかテレビを見ません」と言ったら「えー!」という反応が返ってきました。「テレビなしでどうするのか?」という疑問に私なりに答えようとしてみましたが、かなり難しいですね。って、そりゃそうですよね。


Q3.聞いたことのある名前(企業名、サービス名)を選択してください。どんな会社なのか、どんなサービスなのかは知らなくてかまいません。

5名 Yahoo!
5名 livedoor
4名 前略プロフィール
4名 GREE
4名 2ちゃんねる
3名 楽天
3名 ソフトバンク
2名 マイクロソフト
2名 アップル
2名 Google
1名 価格.com
1名 モバゲータウン
1名 はてな
1名 サイバーエージェント
1名 アメブロ
1名 mixi
1名 goo
1名 Amazon
0名 食べログ
0名 ビッグローブ
0名 ニフティ
0名 ドワンゴ
0名 クックパッド
0名 オラクル
0名 エキサイト
0名 twitter
0名 Sun
0名 pixiv
0名 Paperboy&Co.
0名 OCN
0名 Infoseek
0名 IBM
0名 HP
0名 GMO
0名 FC2
0名 Facebook
0名 DeNA
0名 4travel

データとしては知っていましたが、GREEの知名度がすごい! GREEの話しをしたときの、「それ知ってるー!」という華やいだ雰囲気は、4票という数字以上の重みがありました。
逆に、「mixiって知ってる?」と聞いたときの「ぽかーん」という顔も印象的でした。そういうことになっているということは知っていましたが、実感をともなってよくわかりました。

知名度のなさで驚いたのは、モバゲーとアメブロ。もっと知られてるはずでは? と思って違和感があったのですが、あまり突っ込んで聞く時間がありませんでした。

ちなみに、Amazonより楽天が知られているのは、やはり東北だからということでしょうか。それとも?

あ! いまこれを書いていて気づきましたが、YouTubeとニコニコ動画について聞くのをすっかり忘れてました。すいません、朝あわてて作ったアンケートだったので、豪快に抜けてますね。すみません。


Q4.よく見ているサイトがあれば教えてください。

2名 Yahoo!
2名 楽天
1名 Amazon
1名 Google
1名 野球洋品店のモバイルサイト
1名 ゲームのサイト

ネットの利用時間が週に平均で[2.8]時間ということだったので、ここはあまりバラエティが出ませんでした。

しかし、短い時間のなかでも、検索とニュースとショッピングはよく利用されているようでした。どれも当たり前すぎて忘れちゃいがちですが、誰が利用しても便利な鉄板サービスの強さというのをあらためて認識しました。


Q5.ライブドアはどうやって儲けていると思いますか?

- 通信料
- 株
- 情報料
- 広告料
- 営業
- 宣伝

フリーフォームで記入してもらった問題。難しい問題だったと思いますが、この問いをきっかけに、インターネットでビジネスをするということはどういうことなのか、ということを考えるきっかけにしてもらいました。


・何を売っているのか?
・広告で儲かるってどういうこと?
・インターネットの実体(データ)はどこにある?
・インフラってなに?
・テレビとネットはどこが同じでどこが違う?


などなど、そういった会話をしました。

そのなかで「仕事で大事なことは何ですか? 会社の心構えは何ですか?」という質問をいただいたので、迷わず「Open & Share」と答えました。

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そこで、以下のような話しをしました。

Open & Shareを実践するのは大変なことです。
閉鎖的に独占的にやるほうが楽なんです。短期的には。

だけど私は、今日みなさんに協力してもらったアンケートを集計して、お話をまとめて、それをブログに書きます。手間がかかるし、面倒だなと思わないこともないけれど、絶対にやります。

なぜなら、そうやって公開された情報を役立ててくれる人が、ネットの向こう側には、必ずいるからです。
そして、そうした人の善意がめぐりめぐって、いつか私に大きな恩返しをしてくれることを、確信しているからです。

苦労が報われて私が恩恵を受けられるのは、もしかしたらずいぶんあとのことかもしれないけれど、私の苦労が誰かをちょっとだけ幸福にすることは、実はいますぐ可能なことなんです。インターネットが、それを可能にしているんですよ。これって、すごいことですよね?

だから、インターネットの仕事をしている私たちは、Open & Shareを実践するんです。信じているから実践できるんです。

というわけで今日は、夜の3時まで夜更かしをしてブログを書いています。
ちょっとでも誰かの役に立つかもしれないと思って。


矢巾中学校の生徒さんへ

というのが「Open & Share」ということです。
この記事を読んだら、今日渡した名刺のメールアドレスにメッセージ送るか、ブログをはじめるかしてみてください。感想、楽しみにしてますよー!

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Blogger Allianceの記者発表会でプレゼンしてきたのですが、これが本当に難しかった。
プレゼンに求められる内容はだいたいこんな感じ。


1.ブログASPサービスという新しいサービスを説明する
2.ブロガーリレーションズという新しい広告を説明する
3.そのうえで、1と2の相乗効果をねらうのが「ブロガーアライアンス」というプロジェクトである、という全体像を説明する


新しいもののオンパレード。
しかも、ネット媒体だけでなく新聞にも載ることを想定して、なるべく平易な表現を心がけなければならない。
与えられた時間は25分。

難しすぎる!

という感じだったのですが、とにかくやりました。終わりました。

結果、以下のような記事なりました。
記者のみなさまの腕前がさすが過ぎて、私の心配は杞憂に終わりました。ブロガーアライアンスについて、見事にまとめられている記事ばかりですので、ぜひご覧ください。

ライブドアが「livedoor Blog」をASP提供、第1弾は「pixiv」
ライブドア、新規事業「ブロガーアライアンス」を始動:MarkeZine(マーケジン)
「livedoor Blog」をASP提供 ブログ事業強化、第1弾は「pixiv blog」 - ITmedia News
livedoor ニュース - ライブドア、新規事業「Blogger Alliance」を発表 3年後に売上150億を目指す
ライブドアがブログサービスのASP提供を開始、800万人規模のブログネットワーク目指す:ITpro


しかし今回取り上げていただいたメディアのなかでも、ASCII.jpの吉川大郎さんは、私たちの言いたかったことを他社とはちょっと違うアプローチで記事にしてくださいました。

pixiv&ライブドアで、インターネット広告に新しい動き

「Open&Share」―― ライブドアの社是だという。

 その社是を具体化したようなサービス「Blogger Alliance」が、本日スタートした。

(中略)

 ライブドアが強調するのは、冒頭に掲げた「Open&Share」だ。自社のテクノロジーを他社にも使ってもらい、その利益をシェアしたいという思想である。もちろんサービスをタダで提供するわけではないが、「囲い込まない」「協業で伸ばす」という態度が、発表会では常に感じられた。

プレゼン資料作成で行き詰ったときに出てきたのが、この「Open&Share」という言葉でした。

複雑な構想を図や言葉の組み合わせで理解してもらおうと思って苦闘していましたが、そうだこの言葉ひとつで想いは伝えられるようね、とわかった時からこのプレゼンに背骨ができました。というか、魂が宿りました。

それをこんなふうに見事に記事にしてくださって、本当に感激です。

ちなみに、打ち上げの席で「そういえばOpen&Shareって社是でしたっけ?」と聞いたら、ライブドアが分社化するときにCTOが飲み屋でつぶやいていた言葉だそうで、特に社是でもなんでもなかったそうです(笑)。

が、これはもう結果的にもう社是でいいんじゃないでしょうか。
インタビューでこんなことを言っているスタッフもいますし。

できる人のデジタル仕事術 [コラム] 情報は「どうしたら公開できるか」考えてどんどん出す - できるネット+(できるネットプラス)

基本的にライブドアでは、情報について「公開する・しない」ではなく「どうしたら公開できるか?」という考え方をします。

完全に同意。
そしてもう完全に社風。

というわけで私も、記者発表のときの資料はのちほどSlideShareとかにあげようと思います。

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